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管理人のヨッシーです。
2020年8月、
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2は
11回目の車検を迎える。
2011年7月から
本格的な"Modify"に着手シ、
瞬く間に足掛け9年の時間(とき)が流レタ...。
消耗部品ダラケのオートバイを
20年以上の時間(とき)を跨ぎ
走らせ続けるには、
それ相応の努力というものが必要ダ。
先回までに
Modifyするために使用した部品を
"EXTERIOR編""FOOTWORK編"
"POWER SOURCE編"
の3つに分けご紹介してきたが、
取換えた新品部品をお見せしたとて、
面白味は少ないのだろうと感じるので、
今回は
【EXTRA(番外)編】とし、
14万km以上の距離を使用し続けた
愛車Kawasaki/ZRX1100ーC2の
エンジンの内部をお見せスル。
<2020年現在の状態>
いきなり画像を見せても、
エンジンの使用状況(使い方・整備内容)を
お伝えしておかなければ、
意味を持たぬものになるので
概略を記しておく。
ー 概略 ー
◯1998年式
Kawasaki/ZRX1100ーC2(新車購入)
◯慣らし運転時(0ー1,500Km)
OIL used is
MOTULー300V FACTORY LINE/15w-50
◯0Kmー500Km/3,500rpm Limit
(City Riding Only)
◯500Kmー1,000Km/5,000rpm Limit
(City Riding & Winding road)
◯1,000Kmー1,500Km/OPENーrpm
(High-way Riding all day)
◯通常運転時(1,500Km以降)
MOTULー300V FACTORY LINE/
15wー50(1998ー2007)
WAKO'Sー4CR/15wー50(2007ー2015)
WAKO'SーTR/15wー50(2016ー2020)
ー 1,500KmOVER/OPENーrpm ー
◯OIL Change every for 2,500Km
◯Change the oil filter
Once every two times
◯For long touringー
OIL change every time
◯暖機運転(私的方法)
チョークの使用は必要最低限とし、
アクセルを
ストールしない程度に維持しながら
少しだけエンジンを温めたら
(手で直接エンジンに触れ
ほんのり温まってきたらOKダ)
エンジンストールに注意を払いながら、
ゆっくりと走りはじめる。
油温・水温を確認しつつ
低速走行(完熟走行)をしながら
徐々にペース(回転数)を上げてゆく。
長い時間エンジンをかけたままに
しておく様な事は、
特定の整備時以外はしない様にしている。
適切と思われる暖機運転のしかたには
様々な方法があるので、
どの方法が
正しいということはないだろう。
【150,000kmOVER ZRX1100ーC2
INSIDE the ENGINE】
ー ENGINE BLOCK ー
使用した時間と距離は如何ともし難く、
各部に塗装剥げや傷が目立つ状態であった。
ー CAM SHAFT ー
15万Km以上使用したカムシャフトを
IN側もOUT側も隠さずお見せスル。
これまで妥協することなく
高性能オイルを使用し、
適切な暖機運転を心掛けた結果なのか、
GPZ系エンジンの持病といわれている
"カムカジリ"は全くみられず
とても良好な状態で維持されていた。
ー CYLINDER HEAD ー
高性能オイルの持つ洗浄能力が保持され、
シリンダーヘッド内部に
スラッジ溜りは皆無で
良好な状態であった。
ー BULB & BULB Hall ー
14万Km以上の距離を走ったにしては
良い状態と言える。
ー PISTON ー
流石に14万Km以上の距離を
圧縮爆発を繰り返したダケはある。
OH時期としては頃合であった。
※OH時期はエンジンの状態により異なる。
取外したピストンから
排気側のカーボン付着量が多い様に感じられるが、
ピストンリング、スカートの状態からすると、
クリアランスは適正値が保持され、
必要以上のピストンスラップは
抑えられていたのではないかと想像される。
因みに燃料添加剤は2回ほど使用している。
※WAKO'SーFUEL1
ー CRANK & MISSION ー
ミッションの状態は
若干の摩耗とかじりが見受けられるため
並の下といえる。
取換えた部品(新品)を公開される方は多くとも、
交換された部品(使用品)を公開される方は
ショップさんでもない限り少ないものでアル。
本来であれば
他人様にお見せするものでは無かろうが、
今回は敢えて"TUNING"以前の
愛車Kawasaki/ZRX1100ーC2の
エンジン内部をお見せすることにシタ。
エンジンをOVERHAULなりTUNINGするなり...。
その内部(状態)を観察することで、
乗手とオートバイとの距離感(付き合い方)
というものは分るものだ。
ショップさんとしては
嫌なことなのかも知れないが、
私は部品を交換する際に、
極力交換された部品を
見せていただき状態を聞くことにしている。
オートバイを様態良く乗り続けるには
何が大切なのかを知ることもまた
オーナーの努めなのだと私は思うからダ。
ただ、
使用されてきた状態が
どの様なものであったとしても、
部品なんてものは取換えてしまえば
お仕舞いといえばそうなのだろう...。
しかしながら...
取付けた瞬間から
部品は劣化を始めるものダ。
どれだけ外装(外見)を着飾ったとしても、
車輌の使用方法、整備のサイクルひとつで、
部品の使用限界値は大きく変化する。
小さな小さな蓄積は
日単位でその差異は感じられずとも、
年単位になると必ず結果として表れるものダ。
けっして言葉を発することはないが、
機械(オートバイ)は嘘をつくことはない。
大胆に操るが繊細に扱う相手...。
それが私の
オートバイとの向き合い方ナノダ。
されど、
どこまでいっても自己満足。
趣味とはそう言うものダ。
では
Thanks for coming!
Web-yoshy'sGarageは
ライダーの皆さんのお越しを
お待ちしております♪
ーーー 四方山話
2020年8月。
終息するかにみえた
新型コロナウイルス感染症が
日本各地で猛威を振るいだした。
このウイルスは以前のものとは違い
新タイプの遺伝子配列を持つという...。
症状が重篤化する確立は
以前のものよりも低いというが、
感染力は強いとも言われる。
どちらにしても感染予防をしっかりとし、
適時適切な判断を心掛けた行動を
心掛けて欲しいと思う。
感染せぬ様、させぬ様にと祈る。
お届けしたModifyRecord
"EXTERIOR編""FOOTWORK編"
"POWER SOURCE編""EXTRA(番外)編"
が退屈な自粛生活の一助となれば幸い♬
【関連資料】
【しゃぼん玉】ー 公式HP ー
【MOTUL】ー公式HPー
【WAKO'S】ー公式HPー
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