6日目、日曜は辺野古の工事車両は入らないので座り込みを休み、この日の午前中はまず「ジュゴンの見える丘」に行って来ました。
素晴らしい見晴らしの最高に美しい景色、パラグライダーの発射地点でもありますし、ここで結婚式を挙げた方もおられるそうです。
お天気は不安定な予報だったけどラッキーにも午前中は晴れてくれて、その後大浦湾のグラスボートに乗りました。
長さ50mにもおよぶ世界最大級、縄文時代から育ってきたアオサンゴは圧巻。
私はウミガメの姿を見るチャンスにも恵まれた。
船底の四角い窓を横切る姿を見れるのはほんの一瞬のことなので、ラッキーだった!
まだまだ生態が解明されてないサンゴ、そしてそれに育まれる5000種以上の生きもの。
辺野古の埋め立て工事が進むと、この貴重な生態系がめちゃくちゃにされてしまう。
そんな取り返しのつかないことを進めてしまって良いはずがありません。
基地に頼らない地域おこしを続ける主旨で、グラスボートの他にカヤックやダイビングなど様々な体験プランが用意されていますので、沖縄を旅行をされる方はぜひ「じゅごんの里」をチェック!
https://www.dugongnosato.jp/
大浦湾をジュゴンとアオサンゴの保護区に!そしてゆくゆくは世界遺産に!がテーマです!
お昼は近くの「わんさか大浦パーク」のマングローブロードを散歩してポーク卵おにぎりを食べ、午後は名護博物館へ。
夜はJAでおかずを買って、宿で晩酌。
翌月曜は朝のうちは激しい雨だったので、午前中の座り込みはお休みさせてもらうことにして、高江までドライブしました。
オスプレイの抗議行動でNEKOが3回泊まり込みをしたテント跡地を見て、その後ゲート前のテントに。
この日は大宜味村の9条の会の方たちがいらしていて、色々とお話を聞かせて頂きました。
大宜味9条の会の会長をなさっているのは対馬丸の生存者の平良啓子さんで、この方にもお会いすることが出来ました。
1661名の乗船者の中、学童が834名、そしてその中で生存できたのはたったの59名。
その一人とお会い出来て、胸が震えるような思いでした。
名護に戻りわんさかパークで、沖縄そば、お肉3種盛り(三枚肉とソーキとてびち)を食べまして凄いボリューム、半月分の豚肉を食べた~って感じだった、安くて美味しいです。
午後は辺野古の座り込み、1回ごぼう抜きされて、その後テント前で池学淳(チ・ハクスン)正義平和賞の授賞式が行なわれるのを見学しました。
<授与式前に披露された伝統舞踊>
ヘリ基地反対協議会が第21回正義平和賞を受賞し、例年の授与式はソウルですが今回は現地での式となったものです。
夕方「海と風の宿」に戻ったところ、この日に到着した女性二人組がなんと先日PANTAがステージを観て感銘を受け共演を決めたというストリッパー、役者、作家としてマルチに活躍する牧瀬茜さん、そして彼女とユニット組むギターとボイスのパフォーマーのおちょこさん。
なんとなんと!数日前にPANTAのFB投稿で知った方と名護でお会いするとは、こんな偶然があるなんて驚きでした。
宿のオーナーの成田さんは、脊椎損傷で車椅子生活を送っておられますが、実にパワフルで世界や日本のあちこちを旅してこられた方、お話を聞かせて頂いていると時間を忘れます。
他にも名護市長選応援のためにこの日に来られたおじさまグループも見えて、皆で遅くまで泡盛を酌み交わしゆんたくを楽しみました。
翌朝宿を後にし、那覇空港に向かう前に宜野湾市の佐喜眞美術館(丸木位里・俊夫妻の「沖縄戦の図」が展示されている)に寄ったところなんと休館日だった~、火曜休館とは・・・予想していなくて残念。
それでその後に那覇の対馬丸記念館に行って来ました。
前日が関東は大雪でしたから飛行機は1時間半遅れでようやく飛び立ち、帰路に着きました。
実に中身の濃い8日間、元気に過ごすことが出来て良い旅でした。
帰京の日の設定も前日だったら雪で羽田には着けなかっただろうし、帰った3日後に2階の水道管破裂があったのも旅の間の不在時でなくて不幸中の幸いだったし、運に恵まれていたと思う。
長々としたブログをその3まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。