12月8日、浦和パルコ主催の「ウラワ・ロックンロール・センターの軌跡」の最終日には、6階のユナイテッドシネマでスペシャルイベントが行われました。
まず、今回制作されたフィルムの上映。
これは、田島ヶ原や玉蔵院などURCが70年代に野外コンサートをしていた会場を、URCの代表、滝口氏、高沢氏が巡りつつ当時のことを語るシーンや、80年代の貴重なライブ映像など。
途中、私と塩崎が作ったマゼンダのオリジナル曲の「OIL」が流れたのが、とても嬉しかった。
ムービーの後は、短い時間でしたが滝口氏、高沢氏、岡井大二氏に司会の女性がインタビューする形でのトークコーナーがあり、最後にスペシャル・ミニ・ライブ。
当初は、PANTAと長沢ヒロ、二人のライブ予定だったのですが、前日に秋田から急遽、元・安全バンドの伊藤純平氏が駆けつけてくれることが決まり、豪華な顔ぶれとなりました。
長沢ヒロの90年代のオリジナル曲「生きてる」のあとは、安全バンドの純平君と友ちゃんが参加して「十三階の女」。
パンタの「裸にされた街」、そして岡井氏も加わって「コミック雑誌なんかいらない」の後、高沢氏もギターを持って「IN MY LIFE」。
アンコールには「え・・・聞いてないよ・・・」と言いながら滝口氏も登場して「BOOM BOOM」。
この曲は、URCのパーティー的なイベントでは最後に必ず滝口氏が激しく踊り歌うナンバーでした。
カニ踊りと言われた振り付け?もあったりするのですが、さすがに満員の会場でそれは出なかったけど(笑)。
会場が映画館なので大音量は出せないため、ドラマーが二人いたのにアコギにバックはタンバリンとマラカスだったのは残念ではありましたが、浦和パルコでの展覧会がこのメンバー、この演奏で〆られたのはURCらしいエンディングでありました。
1階の展示内容、写真やポスター等は以前からURCサイト
http://urawarocks.net/にアップされていたものではありますが、パルコの展示は非常に良く工夫されていてネットで見るのと実物を見るのは迫力が全然違いましたし、昔からURCを知る人たちが期間中遠方からも沢山駆けつけてくれ、友人と一緒に観ながら語り合ったり本当に楽しい半月でした。
知り合いではないけどきっと当時コンサート会場ですれ違っていたのだろうと思われる、同世代や年長者の姿、URCを知らなかった若者が熱心に見入る姿にも接し、充実した展覧会を企画してくれた浦和パルコと貴重な資料を非常に良い保存状態で管理されていた高沢氏に感謝感謝です。
彼が作ったポスターや機関誌などのデザインの質の高さ、それがなければこれだけ見応えのある展覧会にはならなかっただろうということも、改めて思いました。
そしてまた、あのイベントを開き続けるエネルギーは、スタッフ以外にもURCを支えてくれた沢山の人の力がなければ実現しなかった…ということで、当日は関係者打ち上げと並行しての親睦会の幹事を引き受け40人近い方たちと語らう場になりました。
URCがなければ、今の自分はいない・・・その原点を振り返る、貴重なイベントだったと思います。
さて次は今度の土曜14日に、川口CAVALLINOでギタリストの森永淳哉さん企画のライブに長沢ヒロと相沢友邦がゲスト出演しますので、観に行って来ます。
その次は自分のライブ、新所沢のTora's cafeで22日、18:30から。
恒例のクリスマスパーティーで、夫婦DUOのMOTELと共演します。
飲み放題食べ放題で、チャージ4000円。