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オレンジチューブ@クロコダイル、ライブ報告

2018-08-23 17:51:00 | オレンジチューブ


遅くなりましたが、8月12日のオレンジチューブ@クロコダイルの報告をアップします。

オレンジチューブには2010年の25年ぶりの再始動から5年余りキーボードで参加して来たのですが、2015年11月の柏616のライブを最後に私は諸般の事情でお休みさせて頂き、その後は藤木弘史さんに引き継ぎまして何度かのライブが行われてきました。
今回はクロコダイルでオレンジチューブは3バンドのトリ、2部構成ということで、私は久しぶりの参加で前半のステージを担当しました。
トップは今回新メンバーで再始動した女性ギターボーカルのレジェンド、志多恵子さんがリーダーを務めるルシール。
男性二人を率いて、渋い3ピースロックバンドの原点を聴かせてくれた。
ルシールは1980年に私がマゼンダで初めて出たイーストウエスト・レディース部門@エピキュラスで優勝してその後デビューしたガールズバンドで(私たちは落選~)、その当時私たちも渋谷屋根裏に毎月のように出演していましたが、当時のルシールももちろん観ているし長~い歴史を共に歩んできた女性ロッカーの先輩との共演はとても嬉しかった。
2番目のLIFE LINEは女性ボーカルの朱音さんにバックが男性3ピースの編成で、伸びのあるそしてパンチの効いたボーカルに激しさと繊細さを併せ持ったアンサンブルが印象的でした。
この日は一時は立ち見になる大盛況、最後のオレチューの時にも沢山のお客様に観て頂けてありがたいことでした。
オレチューのメンバーとも、思えばマゼンダ解散後の82年からもはや36年もの付き合い、ボーカルの大山氏、ギターのヤスオ君、ベースのトヨサク君、私も皆来年には齢60になります。
この数年間で残念なことに、ギターの大島君とドラムの丸山君が旅立ってしまったけど、還暦後もお互い元気に音楽活動が続けられますように。

1st.set
1.他人のことを考えろ
2.ハイウェースター
3.働き者
4.みだれバナナ

2nd.set
5.あなた
6.風船のように
7.縄をかけてまけ
8.くせになりそう~夏はレジャー

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やど工房RETURNS、8月5日のイヴェント報告

2018-08-20 18:40:00 | event etc.
大盛況のイヴェントから2週間が過ぎましたが、遅ればせながら8月5日のライブの報告をアップします。


<左からGEMさん、ヨシコ、ワタルさん>

浦和にはかつて「やど工房」(やるぞどこまで工房)という元埼玉べ平連のメンバーが1969年にやっていたストリート・ライブがあり、かぞえ50周年のイヴェントが南浦和の宮内家で行われました。
彼らが埼玉会館裏のクラゲと呼ばれる広場(というほど広くないので、クラゲ狭場と呼ばれていたそう)でフォークギターをかき鳴らし歌っていた当時は私はまだ小学生でしたから、もちろんリアルタイムでは知りませんでしたが、その1年間のムーブメントとその後浦和の東口に手作りでオープンさせたシタデルというお店のことは、伝説として聞いていました。


<熱唱するあづま・かずみさん、GEMさん>

ウラワ・ロックンロール・センター(URC)の創設時には埼玉べ平連と重なるメンバーもいて、私は高校時代からURCを通じてべ平連の後の浦和市民連合とも交流があり、その流れから1980年からの数年間はNEW WAVE'80と銘打った、浦和市民連合、反戦青年委員会、URCが連携した運動体にも参加し、80年には朝霞自衛隊基地の反対デモに当時結成したマゼンダの演奏で参加しました。
トラックの荷台にドラムやアンプを積み込んでデモの先頭で機動隊に取り囲まれながら演奏しましたが、今でこそ日本のデモや集会にも生の歌と演奏は欠かせないものになっているけど、当時はデモの先頭でガールズバンドが演奏するなど前代未聞のことで凄い経験をさせてもらったと思う。
そんな長年の繋がりがある彼らの50周年イヴェントにピアノで参加して欲しいと大番頭の蒼ワタルさんから頼まれたのが、今年の頭ごろだったか。
70年代前半に浦和からは離れた彼との繋がりは実は10数年前で、mixiで知り合った音楽仲間の山下セイジ氏(イラストレーター、大和ウクレレ倶楽部の講師でありウクレレDUOの藤山コンビの相棒)とワタルさんが仕事仲間だったことから居酒屋セッションで出会ったことにあり、こんな偶然はなんとも運命的としか言いようがありません。
69年当時に彼らが浦和でやっていたレパートリーは新宿西口フォークゲリラとは内容を異にしていて、失恋を歌ったオリジナル曲あり、トラディッショナルなフォークソングに乗せて「べ平連はいいな」だったり3億円事件を歌ってみたり、PPMのロック天国に当時流行った歌謡曲の歌詞をコミカルに乗せてみたり、そしてジャックスや「休みの国」のカバーなど非常にバラエティに富んだものでした。

「休みの国」の第五氷河期はフルートが印象的なのでそのラインを、哀愁ただようオリジナル曲にはアコーディオン風にメロディオンでサポートし、その他の曲ではピアノとオルガン、URC2代目代表の瀧口氏のコーナーではPresence of the lord、BoomBoomを演奏。


<瀧口氏のトーク>


「休みの国」の「悪魔巣取金愚」は今回のイヴェントの準備段階で初めて知った曲だったけど、キノコホテルや大槻ケンヂが取り上げるのが頷ける凄くカッコ良いナンバーで、当時アート担当だったGEMさんが力強く歌う姿や打ち合わせする中で50年前に歌った曲の歌詞をどんどん思い出すその記憶力にも驚いた。


<トークコーナーでは、浦和一女文化祭への無招待参加と涙の抗議で校歌を歌う合唱部のエピソードに場内が大いに沸いた>

若社長あづま・かずみ氏の歌う「アリス」(フォークグループのアリスではありません、不思議の国のアリスに語り掛ける歌詞)、ハードなアップテンポの切れの良いブルースでラストを飾り拍手に包まれてアンコール。
50年ぶりの集まりに40名を超える方たちが一堂に会してのイヴェントが実現して、その場を盛り上げる役目を果たすことが出来、彼らのその密度の濃い時代の空気に紛れ込ませてもらってリハーサルから本番までの数ヶ月間実に充実した日々でした。


<準備から打ち上げの仕切り、スライドショー作成上映と八面六臂の活躍のオリーブさん>

最後の写真は雑誌「展望」への連載が1973年にまとまって出版された小沢遼子さんの「よそもの連合太平記」の表紙。
今回準備段階でたびたび話題に上った本をネットで見つけて購入。
穏やかなデモにも暴力集団に接するように激しい取り締まりをした権力に対して、決してひるまず運動を続け仲間の救援に飛び回り、手作りのお店が火事で焼けてしまっても折れることなく遼子さんを市会議員に送り込むことを決めトップ当選を果たす、彼女らの様子が生き生きと伝わって来る内容で、本番二日前に届いたのを一気読みしたのでした。


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