<リハーサル室、ステージへの移動前なのでペダルとアダプターを上に載せちゃってる。昨年買ったペダルは極性を変えるスイッチがあるのが便利>
<胴なしのドラムをセッティングした堀内氏>
3月6日の浦和ロックシティ再始動!、素晴らしいイヴェントでした。
コロナ禍の中で最大限の感染対策を取りながら、この時期でも多数の出演者のコンサートが実現出来たことをスタッフの皆さんに心より感謝します。
浦和にゆかりのあるミュージシャンたちの繋がりの再発見や再会、久しぶりにとてもわくわくする時間、その空気感に田島ヶ原のコンサートの雰囲気を思い出しました。
終演後ロビーで挨拶をした友人たちの笑顔、マスクで隠れていてもご来場の方々が皆コンサートを心から楽しんでくれた満足感が表情から溢れていて、出演者として参加出来たことに感無量でした。
11日までアーカイブ配信のチケット購入が可能なので、ご来場出来なかった方はぜひ!
https://eplus.jp/sf/detail/3381190001-P0030001
◆アーカイブ期間:2021年3月12日(金)23:59まで
◆販売期間:2021年3月11日(木)23:00まで
安全囃子セットリスト
G&Vo森園勝敏、Ds.岡井大二、Sax&鍵ハモ 中村哲、B&Vo 長沢ヒロ、Piano&cho フジタヨシコ、友情出演 Vo.金子マリ
1. Red House(Jimi Hendrix)
2. もぐら(長沢ヒロ)
3. 彼女の笑顔(忌野清志郎)
「彼女の笑顔」は清志郎の1992年の作品。
2009年に他界した翌年、マリさんのバンドで清志郎を偲んで演奏されて以来定番のレパートリー。
マリさんは2005年に「金子マリ Presents 5th Elements Will」を結成してコンスタントに活動されていて、森園氏はそのバンドのギタリストでもあります。
youtubeのチャンネルが開設されていて、現在レコーディング中なのでその模様やライブの楽屋風景などがアップされています。
https://www.youtube.com/channel/UCHtbirwtpwZg3SLEnwRjFJg
裏話ですが、安全囃子コーナーにURCの瀧口氏から当初リクエストがあったのは、ジミヘンとジャニス。
当日瀧口氏のMCにもありましたが、URCが最初に行ったレコードコンサートがジミヘンとジャニスの追悼企画だったので、ジャニスのサマータイムをという話も出ていたのだけど、森園氏の選曲で「彼女の笑顔」を演ることになったのでした。
各バンドの持ち時間の都合で1曲の登場であったにもかかわらず、会場内すべての方の心を鷲掴みにしたマリさんのボーカル、その存在感は圧倒的で日本のロックボーカルの最高峰だと感じた。
森園氏は9年前に脳卒中で入院した時期があり心配しましたが、その後今は少しずつ活動の幅を増やしているようです。
現在バネ指を患っていて動きにくい部分もあるということなのですが、本番のステージでは神がかった音色を聴かせてくれて、やはり唯一無二の存在と再認識。
15年ほど前、布谷文夫、佐野行直のバックで何度か一緒に演奏したり彼のソロライブのサポートをした時もありましたが、実に久しぶりに一緒に演奏出来て感動した~。
さて今回このメンバーは事前のリハーサルは組めずに当日合わせだったので、サウンドチェックの後に会館のリハーサル室で音合わせをして本番に臨むというスリリングな流れだったうえに、あろうことか当日まで3曲中の1曲は決まっていなかったのでした。
2曲目の「もぐら」は私の提案でやることになったのですが、安全バンドのスタジオ録音には入っていないブルースをこのメンバーの演奏でお届けできて良かったと思っています。
それにしても今回のユニット、他の皆さんは百戦錬磨のプロですが私はなんせ普段の担当はベース、鍵盤でブルースならソロも弾けないとダメだろ~?!ということで、恥ずかしながら珍しく真剣に毎日自宅練習に励みました。
自分の機材は30年前のKORG M1しか持ってなくて、生ピアノで練習してもエレピの感じは掴めないし、やはりデジピも必要だ!買うなら今でしょと安めのデジタルピアノを購入。
今後の運搬の利便性も考え鍵盤数は少なくてもOK、軽さとコンパクトさで73鍵を選んだ。シンセの61鍵に比べれば全く問題なしだし、試奏してYAMAHAを選んだので鍵盤タッチにもまあまあ満足。
エントリーモデルでも新しい機種は、古い上級機種よりもピアノの音はリアルだしエレピの音もなかなか良かった。
という流れで、当日もその機材で演奏したから慣れた楽器でやれて安心でした(^_^)v
リハーサル室用に胴なしの小音量のドラムセットを堀内ヒロシさんが用意してくれて、私の家からベーアンやミキサー、モニタースピーカー、マイクにスタンド一式も運んだのですが、セッティングから運搬からすべてをサポートしてくれる心強い仲間がいてくれて本当に助かりました。
四人囃子のキーボードの坂下秀実さんが不慮の事故のためにリハビリ中で残念ながら参加出来なかったので、今回私にお声が掛かった経緯がありましたが、坂下さんの順調な快復を心から祈っています。
今回の企画、浦和ロックシティ再始動!は今後にも続いていくきっかけを作ってくれたと思います。
次の世代に流れが繋がって広がりを感じさせてくれた!、これからがとても楽しみです。