8月10日に、深水無門(71歳)の訃報が届きました。
呼吸不全になり集中治療室に入っていましたが、一時は持ち直す気配も見られて回復を祈っていたのだけど、本当に残念です。
最後に会ったのは3年前、私は抗がん剤治療中でしたが月に数件ほどは調律の仕事にも出掛けていて、彼がやっているギターショップの近くに行く機会があって寄ったのだった。
彼は大腸癌の手術経験もあるけどその後は再発なしに元気でいたので、ずいぶん励まされ力を貰いました。
私がMumon Bandに加入したのは2007年、元ホールド・アップの戸田吉則さんの後任で参加させてもらいましたが、2年後に無門は大動脈解離で生死の境を彷徨う大手術を経験、そこから見事に生還しライブ活動を再開し2014年には5曲入りCDミニアルバムも制作。
2015年に紀の国屋バンドとホールド・アップのリユニオンLIVE@目黒Blues Alley Japanに出演させてもらったのが、一番印象に残るライブだったと思います。
その翌年に、私は他のバンド活動とのスケジュール調整が難しくなったのとオットの心房細動が見つかったことのストレスが重なり、参加バンド数を減らすことにして一旦お休みしましたが、新加入のベーシストの世田谷チーム、さいたまチームそれぞれの企画ありでやって行こうということで2017年3月に西川口Rでやったのが私が参加したMumon Bandの最後のライブでした。
世田谷チームでは2018年にGokigenya Garageでやったライブが最後だったかと思います。
その後はコロナ禍があり、そして私が手術した同じ年の2022年に彼は大動脈解離の再手術があって音楽活動は休んでいたけど、昨年末にフォークDUOのMOTEL(須藤もん&対馬照)と再会した折に、また一緒にライブやりたいねという話が出て。
MOTELとは新所沢のTora’s Cafeの年末ライブで毎年共演していた時期があり、しばらくご無沙汰だったけど再共演をぜひ実現させようという話になり、来年の実現に向けて相談を始めようかなと思っていたところに届いた危篤の知らせ、そして訃報だった。
こうして振り返ってみると、上記の他にも荻窪Rooster Northside、中央林間のパラダイス本舗、蕨のHoneyflash、川口CAVALLINO、調布GINZなど、様々なところで沢山のライブをやり、彼の店で数えきれないくらいリハーサルをしたな~と思う。
深みのある魅力的な声、ボサノヴァやジャズとロックが混ざり合った楽曲とギター、ピュアな心が伝わってくる歌詞、彼の音楽に惹かれて一緒に音楽を紡ぐことが出来て良かったと改めて思っています。もう一度一緒にライブやりたかった。。。
無門、どうぞやすらかに。