昨日熊谷で2台の調律仕事を終えて、今日から年末のお休みに入りました。
熊谷までは断続渋滞で2時間強かかり昼のお弁当を食べる時間がほとんどなく半分だけ食べて仕事に取り掛かり、ピアノの状態も今年の猛暑で高音部の狂いが激しく時間が長めに掛かり休憩なしで2台、帰りも2時間運転でヘトヘト。
この3週間は怒涛の日々だったのでボーっとしたいところだけど、11月の旅行の報告を年内に書かないと間抜けかなと思うので書き残しておきます。
<キャンプ シュワブ前>
今年は1月と11月の2回沖縄に行ったわけですが、この11月に組んだのは前回書いたようにCT検査後に結果を聞くまでの猶予期間に旅をしておこう(結果によってはその後の計画がしばらく立てられない可能性があるから)ということと、沖縄に居を移した友人のNEKOのところに、共通の友人Hoshibaを案内したかったから。
大阪のHoshibaは網膜色素変性症で40代から徐々に視力を失い今70代半ば、数年前からは全盲になってしまいました。
彼女の介助役で旅をした機会は何度かあるけど、飛行機は初なのでこれまでより緊張しつつの往復でしたが、皆が無事に楽しむことが出来て思い出深い旅が出来た。
旅行初日は新幹線で大阪に向かい自宅に迎えに行って、その日の夜はいつも伺う北区同心の「もりもり」、田鶴ちゃんの数々の手料理で夜更けまで飲み食べ語り合い最高に充実した時間だった。
飲み過ぎてうっかり、荷物の一部を店に忘れたままその日のホテルにタクシーで向かってしまったけど途中で気が付いて引き返して事なきを得たのでした。
ホテルは関空に向かうリムジンバスが出る新阪急ホテルを取りましたが、開業60年、年明けに閉館というポスターには最後のタイミングで泊まれたのも記憶に残ることだな~と思った。
飛行機は14時の便だったので翌朝はゆっくり1階のカフェでモーニングを食べて、その後リムジンで関空へ。
今回私が航空券の手配をして、障がい者手帳の確認のタイミングはいつどこで?ということなど初体験だったわけですが、白杖ありの二人組にはスタッフが素早く近づいて来てくれて座って手続きが出来るよう専用カウンターに案内され、迅速丁寧な対応で感動しました。
席も空きがあったために、前に通路がある席への変更を提案されてそのようにして貰いましたが、万が一の緊急時に手伝いが必要な人を優先的にフォロー出来る配慮だったようです。
那覇に16時過ぎに到着して、NEKOの車で名護のグリーンリッチホテルにチェックイン。
温泉大浴場があるしトリプルルームでゆったり、値段も手頃なので2回目の宿泊。
今回夜の食事は毎回スーパーで買い物して部屋飲みしましたが、沖縄ならではの総菜はヴァリエーション豊富で楽しめました。
<ホテル前、名護漁港の朝焼け>
翌日は午前中に辺野古の埋め立て抗議の座り込みに参加し、お昼は「ちゅらそば」で沖縄そばを美味しく頂き、午後は瀬高の浜を散策。
<久しぶりに海へ>
次の日はうるま市のビオスの丘へ。
亜熱帯の森の自然を体験できる施設で、ガイドさんが丁寧に説明してくれるジャングルクルーズと水牛車を体験。
手頃な広さで高齢者、障がい者にも楽しめる施設があるのは嬉しいことだ。
<クルーズ船から川べりの草花>
<水牛車、楽しかった!>
この日は那覇泊、翌日午前、大阪への復路を考えて空港に比較的近いホテルを予約。
次の日の朝食は那覇空港で私はタコス、NEKOとHoshibaはタコライスを食べて土産物を買い物してからチェックイン。
関空に着いてリムジンで大阪駅に。
JRへの乗り換え途中、ルクア大阪B1のフード&スイーツの道に並ぶショップの説明をしながら歩いたら、Hoshibaがスープストック東京に反応したのでそこで休憩して軽食、その並びのベーグルベーグルでも買って帰る!となりました。
以前買ってた支店が無くなって残念に思ってたそうだし、スープの店も存在を知らなかったということで情報を知って喜んで貰えたのが大変嬉しかった。
そういえば行きの関空では搭乗口前のお菓子の自動販売機の説明をしたところ、ブルボンのアルフォートに興味を持ったので買ったら美味しいと喜んでいて、「昔のお菓子しか名前知らないから、買い物頼めるのは昔からあるのだけなんや。今度これ買いたい時に頼めるよう包みの箱を持って帰る」と言われたので帰りに渡したのです。
視覚障がい者が外出する時にはガイドヘルパーを利用するのですが、目的地に早く辿り着くことを優先しがちということだけど、今回のように決まった時間を目指した移動ではない帰り道の散策で得られる情報は滅多にない貴重なものなんだとしみじみ感じた。
PCで音声読み上げ機能を使い、ネット検索もスムーズに出来る人なんだけど、やはり口コミ情報のとっかかりは大切なことなのだ。
色々と学びの多い5日間、普段何気なく出来ていることのありがたさを改めて思う機会だった。
そして森ノ宮駅から徒歩でHoshibaを送り届けた後に、環状線で天王寺に出てホテルにチェックイン。
翌日に平野区の霊園に墓参の予定なのでそこに泊り、この日は一人で夜遊び(^_^)v。
友人の石井啓介氏がやっているシッカローラーズが丁度関西ツアー中で、なんとその日に梅田のハードレインというライブハウスに出演ということで、観に行って来ました。
地下鉄で1本、30分余りで行ける距離でライブ、さいたま市の自宅から都内に観に行くよりも気軽で超ラッキーなタイミングだったし、コロナ禍以前からで実に久しぶりに会えて嬉しい機会だった~。
翌日はホテルそばのカフェでモーニングの後、瓜破霊園にて一人でお墓参りをして天王子に戻ってから昼ごはん代わりにあべのハルカスのパーラーでフルーツパフェを食べてみたのであります。
帰りの新幹線で軽く飲みたいから昼ごはんはそんな感じで、手術前には考えられなかった食事パターンですが、いわゆるランチメニューの量が私には食べ切れない。
蕎麦屋にはたまに入るけど、つい一人前食べてしまうと腹痛を起こすことがあり、しかしベーカリーカフェで総菜パン1個というのは飽きてしまったので、食事の代わりにあんみつ食べたりすることありです。
大阪には2軒親戚がありまして、12年前にうちの母が他界した後も健在だった伯母と叔父に会う機会があったのですがその二人もここ数年で旅立って、叔父の住んでいた家も今は更地になったとのこと。
コロナ禍で法事が出来なかった叔父叔母のお墓に参ることが出来て、一区切りついた気持ちです。
ホテルで荷物をピックアップしてから、試しにこれまで乗ったことのなかった「おおさか東線」で新大阪に出て帰路に就きました。
すっごい長文になっちゃったけど、読んでくれた方々、ありがとうございました!