元売れっ子イラストレーターのヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)は社会の変化になじめず仕事を失い
妻のマリアンヌ(ファニー・アルダン)にも見放されてしまう。そんな彼を励まそうとした息子は、戻りたい
過去を映画セットで再現する「タイムトラベルサービス」をプレゼント。希望の日時を申し込んだ
ヴィクトルは思い出のカフェで運命の女性と「再会」し、夢のようなひとときを過ごす。
輝かしい日々の再体験に感動した彼はサービスを延長すべく、唯一の財産である別荘を売り払ってしまう。
世の中の変化について行けない元人気イラストレーターが、仕事も失い妻からも見放される。
そんな父親を見兼ねた息子が、映画会社のタイムトラベルサービスをプレゼントする。
そのサービスは、クライアントが希望する時代を映画セットで再現してその時代を体験してもらう。
そして父親が選んだのは、妻と出会った時を再現する事・・・運命の女性とカフェで出会い、恋に落ちた
瞬間を追体験するのだ。なんともロマンティックな設定ですね。サービスを提供する会社の創業者で監督
も務めるアントワーヌは、恋人の女優マルゴを運命の女性役に起用するのだが、彼女とヴィクトルが演技
を超えていい感じになりかけるとやきもきしたりして、そのあたりの笑わせ方もうまい。
初めて会った時のトキメキを思い出すことでパートナーに対する自分の気持ちを認識したり、前向きな
気持ちを取り戻したり、別れて過ごしてみて解るパートナーの良さを再認識する、など大金使ってでも
得るものがあったんだろうと感じた。女優マルゴに恋をして、別荘まで売り飛ばし金を作ってダメだった
というのも含めて面白い、大麻や乱交シーンも当時は普通に有ったのかな、って楽しく観れた。
60代?夫婦の別れの危機から
やり直しまでをこんな風にオシャレに描くのだから流石フランスの映画 ☆☆☆☆
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