今日(9月1日)は「防災の日」。
伊勢湾台風が襲来した翌年の1960(昭和35)年に閣議決定。関東大震災の惨事を教訓として、防災意識を高める日。毎年、各地で防災訓練が行われる。
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東大震災が発生した。マグニチュードは7.9で、家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害を蒙った。ちょうど昼食準備の時間だったため、地震の後に大火災が発生し、被害がさらに大きくなった。
又、伊勢湾台風 は、1959(昭和34)年9月26日に紀伊半島に上陸し、東海地方を中心に大きな被害を及ぼした台風のことである。正式名称は台風195915号。高潮と堤防の決壊で死者4697人、行方不明者401名、負傷者38921人を出す日本の気象観測史上最大の台風災害となった。これだけの大きな被害を出した原因には、上陸時の気圧が930mb(hPa)と非常に低く、掃除機がゴミを吸い上げるように、潮位をあげてしまった。この日は大潮であった。 など複数の悪条件が重なったことによるもので、これ以上の悪条件の台風が東海を襲うことは無いだろうと考えられている。しかし、今、東海地震が心配されている。もし、とてつもない大きさの東海地震があると、伊勢湾のこの地域も、このときの台風時異常の被害が発生するかもしれない。
1995(平成7)年1月17日午前5時46分には神戸・淡路阪神大震災が発生した。6000人を越える犠牲者と40000人の負傷者、家屋被害約25万棟、45万所帯。大都市の直下型地震の恐ろしさをまざまざと見せ付けられた。地震の発生が、まだ人が起きて活動していない午前5時台であったのが不幸中の幸いであったといえる。それでも、年寄りの多い長田,鷹取地区からは火災が発生し、町全てが焼け野原と化した。もし、関東大震災と同じ時間帯の昼時の地震であったら・・そして、満潮時と重なり高潮被害があったら・・・関東大震災とは比べものにならないくらいの大きな災害となっていただろう。考えただけでもぞっとする。それから、約10年の月日が流れているが、もう、多くの人の頭の中からは、そのような大きな災害のあったことも忘れられようとしているのではないだろうか・・・・。しかし、それからも北海道、新潟中越、北九州での震災、この8月には宮城県南部で大型地震が発生。ここのところ、あちこちで次々と大型の地震が発生している。ただ、神戸淡路阪神大震災のときと比較して被害の小さかったことが救いである。地震列島といわれる日本では、いつ何処でどのような大地震に見舞われるかも判らない。しかも、とてつもなく大きな東海地震の発生時期が近づいているといわれており、地震を研究している人達は、東海地震にかかりきっているといった感じである。しかし、東海地震の研究がどれほど進んでいるのかは知らないが、必ずしも地震を予知できるものとは言えないであろうし、もし、予知できたとしても地震の発生を防ぎ、地震から逃れることは出来ない。我々にとって、一番大切なことは、どれだけの準備をして、被害を最小限に留めることが出来るかであろう。今日の防災記念日に、改めて、地震その他あらゆる防災の点検をしておいた方が良いだろう。とんでもない大きな地震被害にあった神戸に住んでいる我が家では、毎年、防災記念日のこの日(9月1日)と、阪神大震災のあった1月17日を「防災点検日」として、避難用のリュックの中身や家周りの点検などをするようにしている。皆さんも、他の地域での出来事などといったことではなく、又、のどもと過ぎれば熱さを忘れる・・といったことにならぬようこの日に、出来ることの準備だけはをしておいたほうが良いだろう。(画像は、私の住んでいる地域の崩壊した家。震災記録写真:大木本美通撮影 )
参考:
国立科学博物館地震資料室
http://research.kahaku.go.jp/rikou/namazu/index.html
地震の怖さを再確認してみては・・・・。
阪神・淡路大震災紀念「人と防災未来センター」
阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、国内外の災害による被害の軽減に貢献する施設です。どんなところか一度覗いてみませんか。
内閣府防災情報のページ「阪神・淡路大震災教訓情報資料集」
震災の教訓を生かして何をなすべきか・・・。
http://www.hanshin-awaji.or.jp/kyoukun/
神戸のこといろいろ「阪神淡路大震災」(私のHPです)
http://www.geocities.jp/yousan02/kobenokoto-011.htm
伊勢湾台風が襲来した翌年の1960(昭和35)年に閣議決定。関東大震災の惨事を教訓として、防災意識を高める日。毎年、各地で防災訓練が行われる。
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、関東大震災が発生した。マグニチュードは7.9で、家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害を蒙った。ちょうど昼食準備の時間だったため、地震の後に大火災が発生し、被害がさらに大きくなった。
又、伊勢湾台風 は、1959(昭和34)年9月26日に紀伊半島に上陸し、東海地方を中心に大きな被害を及ぼした台風のことである。正式名称は台風195915号。高潮と堤防の決壊で死者4697人、行方不明者401名、負傷者38921人を出す日本の気象観測史上最大の台風災害となった。これだけの大きな被害を出した原因には、上陸時の気圧が930mb(hPa)と非常に低く、掃除機がゴミを吸い上げるように、潮位をあげてしまった。この日は大潮であった。 など複数の悪条件が重なったことによるもので、これ以上の悪条件の台風が東海を襲うことは無いだろうと考えられている。しかし、今、東海地震が心配されている。もし、とてつもない大きさの東海地震があると、伊勢湾のこの地域も、このときの台風時異常の被害が発生するかもしれない。
1995(平成7)年1月17日午前5時46分には神戸・淡路阪神大震災が発生した。6000人を越える犠牲者と40000人の負傷者、家屋被害約25万棟、45万所帯。大都市の直下型地震の恐ろしさをまざまざと見せ付けられた。地震の発生が、まだ人が起きて活動していない午前5時台であったのが不幸中の幸いであったといえる。それでも、年寄りの多い長田,鷹取地区からは火災が発生し、町全てが焼け野原と化した。もし、関東大震災と同じ時間帯の昼時の地震であったら・・そして、満潮時と重なり高潮被害があったら・・・関東大震災とは比べものにならないくらいの大きな災害となっていただろう。考えただけでもぞっとする。それから、約10年の月日が流れているが、もう、多くの人の頭の中からは、そのような大きな災害のあったことも忘れられようとしているのではないだろうか・・・・。しかし、それからも北海道、新潟中越、北九州での震災、この8月には宮城県南部で大型地震が発生。ここのところ、あちこちで次々と大型の地震が発生している。ただ、神戸淡路阪神大震災のときと比較して被害の小さかったことが救いである。地震列島といわれる日本では、いつ何処でどのような大地震に見舞われるかも判らない。しかも、とてつもなく大きな東海地震の発生時期が近づいているといわれており、地震を研究している人達は、東海地震にかかりきっているといった感じである。しかし、東海地震の研究がどれほど進んでいるのかは知らないが、必ずしも地震を予知できるものとは言えないであろうし、もし、予知できたとしても地震の発生を防ぎ、地震から逃れることは出来ない。我々にとって、一番大切なことは、どれだけの準備をして、被害を最小限に留めることが出来るかであろう。今日の防災記念日に、改めて、地震その他あらゆる防災の点検をしておいた方が良いだろう。とんでもない大きな地震被害にあった神戸に住んでいる我が家では、毎年、防災記念日のこの日(9月1日)と、阪神大震災のあった1月17日を「防災点検日」として、避難用のリュックの中身や家周りの点検などをするようにしている。皆さんも、他の地域での出来事などといったことではなく、又、のどもと過ぎれば熱さを忘れる・・といったことにならぬようこの日に、出来ることの準備だけはをしておいたほうが良いだろう。(画像は、私の住んでいる地域の崩壊した家。震災記録写真:大木本美通撮影 )
参考:
国立科学博物館地震資料室
http://research.kahaku.go.jp/rikou/namazu/index.html
地震の怖さを再確認してみては・・・・。
阪神・淡路大震災紀念「人と防災未来センター」
阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、国内外の災害による被害の軽減に貢献する施設です。どんなところか一度覗いてみませんか。
内閣府防災情報のページ「阪神・淡路大震災教訓情報資料集」
震災の教訓を生かして何をなすべきか・・・。
http://www.hanshin-awaji.or.jp/kyoukun/
神戸のこといろいろ「阪神淡路大震災」(私のHPです)
http://www.geocities.jp/yousan02/kobenokoto-011.htm