今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

国際識字デー(International Literacy Day)

2005-09-08 | 記念日
今日(9月8日)は、「国際識字デー(International Literacy Day)」
1965(昭和40)年、イラン国王が軍事費の一部を識字教育に回すことを提案したことを記念して、ユネスコが制定。国際デーの一つ。
「識字」(LITERACY)とは日常生活に必要な読み・書き・計算能力を持つことをさし、現在世界には戦争や貧困等によって読み書きのできない人が10億人以上いると言われている。
社会の情勢を知るには、新聞が大きな役割を果たしてきたが、日本には現在世界一の発行部数を誇る新聞(総合紙である読売新聞や総合経済紙である日本経済新聞など)があり、日本人は新聞をよく読むと言われているらしいが、それには、玄関先まで配達してくれる宅配制度も一つの要因ではあるが、ある資料によると江戸中期以降の男子識字率は60%だという。この識字率は英国をはるかにしのぎ、当時のヨーロッパ水準を超えているのだという。その背景として「寺子屋」教育の存在が大きいとするのが大方の学者の見解らしい。一般的に、「寺子屋」と言っているが、この”寺子屋”は関西地方の呼び方で、江戸では、"手習い"”手習所”と呼ぶのが普通だったようだ。だからそこに通っている子は"手習い子"上方では"寺子"というが筆子(ふでこ)ともいう。寺子屋の名の起こりは、文字通り寺院で、中世の初等教育は寺院で行われることが多かったことから、そう呼ばれたようであるが、江戸時代の寺子屋の師匠の身分・経歴もさまざまなら、規模も区々で、弟子の集まりかたで興廃も激しく、その記録は少ないらしい。ただ、しばしば師匠の頌徳のため、弟子(筆子)たちによって建碑が行われ、この筆子塚によってその存在が僅かに記録されているという。「雷師匠」などの呼び名が残るように、いたずら盛りの幼童を教える寺子屋の先生の指導はきびしかったようだ。
先にも述べたように、日本はありがたいことに古くから寺子屋教育なども有り、世界の中でも識字率がトップクラスであり、そのおかげで、近年、目覚しい経済発展を遂げた。しかし、世界には、働かなければならなかったり学校が近くになかったり、その他いろいろな事情で、学校に行けない子どもがたくさんいる。
日本ユネスコ協会連盟では今「世界寺子屋運動」を進めている。このような恵まれない子どもたちや大人が「学びの場=寺子屋」で読み書きや算数を学べるように、教育のチャンスを支援する運動だそうだ。国連はユネスコの主導により「国連識字の10年」(2002年~2013年)を定め、すべての子どもたちが学校に通えるようになることや、成人女性の識字率が向上することを目標としている。皆さんも、今日の記念日に、世界のいろいろな国の子どもたちの生活について考えて みてもよいのでは・・・?
(画像は、学習点景「主従心得草」東京都家政学院大学図書館蔵。ビジュアル百貨江戸事情/NHKデーター情報部編より借用)
参考:
寺子屋
http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_033.htm
業界研究・新聞業界特集
http://www.nikki.ne.jp/toku/1065/
【6】寺子屋修了後に読む本──好色本・文芸・ハウツー物
http://www.geocities.jp/goromaru134/goromaru/seitoku06.html