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一日一書 419 これほどに忘れ果てると・三好達治

2014-10-10 18:25:47 | 一日一書

 

三好達治「一枝の梅」より

 

半紙

 

 

全文は以下の通りです。

 

 一枝の梅

 

嘗て思つただらうか つひに これほどに忘れ果てると

また思つただらうか それらの日日を これほどに懐かしむと

いまその前に 私はここに踟蹰(ちちゅう)する 一つの幻

ああ 百の蕾(つぼみ) ほのぼのと茜(あかね)さす 一枝の梅

 

後半の二行はよく意味が分かりませんが、

「 踟蹰(ちちゅう)する」というのは、

「歩を進めることをためらい、そこにしばらくたたずむこと。」という意味。

まあ、その解釈はいいとして、前二行はとても身に染みます。

 


 

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