月組2巡目エリザは今日がMy楽日。
最後にして、ファーストキャストのあひルドを見てきました。
これで役替わりコンプ。
あひるは、さすがに、というべきか
芝居はいいと思う。
皇太子としての立場から国を憂う。
かつ、死神(=死)に惹かれる繊細さもある。
ただ歌声が苦しい。
ひっくり返るのはヅカにはよくあるから構わないけど
声が震えっぱなし、ってのはキツイ。
外れてもいいから、スコーーーンと出してくれないかな。
あさこトートとのデュエットで
縮こまるのがちょっと可愛い。
ムラから数えて通算5回目。
過去4回は最後のダンス~鏡の間まで
意識が朦朧となることが多かったんだけど
今日はかなりしっかり見たぞ!
そいでねー、カフェの場面でね、
前回のツェップス(越リュウ)が
トートの手に触れて、
訝しげな表情をするのがツボだったのを思いだした。
今回はそういう演出じゃないのね、と
思ったところで、ようやく今回のトートが
死に神に見えず、ただの妖怪に見えるのかがわかった。
今までのトートは、青い血が流れていて
体温が無かったのよ。
絶対零度の存在だったのよ。
それが人間とは違っていたのよね。
でも、あさこトートには、
赤い血が流れている。
しかも熱い血が流れている。
体温が高そう。
だから「死」を感じさせないんだな。
人間も妖怪も
みんな生きているんだ!
カチャのシシィ。
よーするに子供なんだ。
これは違う、望むものじゃない、
泣き続けて叫び続けて拒否続けて。
拒否することに夢中になりすぎて
相手をしっかり見ていない。
子供時代はそれでいいけど、
だんだんどーにもならなくなって追いつめられる。
アレだよ。
「若くて愚かだった」のが
年をとって
「若くはなく、愚かなままだ」
になったんだな。
だから、「子供時代」から、途中が無くて
いきなり「息子を失った母」の演技まで飛ぶ。
途中の演技が無いのは、
彼女の演技の幅が狭いからなんだけど、
それが「子供のまま」のエリザ、になっていて
まあ、それは、それで、アリかな。
泣き続ける子供を、ずっと母親があやしていたのに
外部からの刺激でいきなり泣きやんで
そっちに関心が行っちゃう、ってあるじゃないですか。
カチャのシシィは、まさにそれ。
フランツから深く愛されているのに
それにはまったく気付かず、
すべてに我慢がならず、
ふと気が付いたら手を差し伸べてくれている人を発見し
その人の手を取った。
特になにも考えずに。
いい悪い、じゃなく、そういうエリザなんだな。
個人的には、あさこシシィなどのように
フランツからの愛を感じつつ、
フランツへの愛を自覚しつつ、
それでもどうしようもなく「死」に惹かれる、
そういうシシィの方が好きなんだけど、
妖怪トートには子供シシィは合う。
不思議なもんだな。
ミズトート&となみシシィは拒絶反応が強すぎて
記憶から消去しているのに。
今回の月組コンビは、なんのかんの脳内補完をして
受け入れている。
これがファンというものなのか。
キリヤンのフランツは重厚で、
重厚だからこそシシィへの愛は揺るぎがなかった。
ヒゲがよく似合っていた。
まさおのルキーニは、最後まで
可愛い女の子が頑張って演じているな、としか思えなかった。
可愛い顔に細い身体なのだから
それに合った演技をして欲しかった。
まさおの演じたいルキーニはよくわかるんだけど
自分の身体(外見)と、
もうちょっと摺り合わせて欲しかったな。
2幕冒頭、今日はタキさんとくらりんが来てると紹介。
そのあと、客席からなぜか笑いがおきたけど
「可笑しいですか?理由はこれから説明するんです」
と、うまくアドリブで続けていた。
舞台度胸はあるよね。
もりえちゃんはエルマー。
ハンガリー戴冠式で
笑っちゃうほど足が上がってなかった。
(なぜか怒る方向には行かないんだな)
もうちょっと熱さと狂気があればなあ。
バランス的には
・もりえルド
・あひエルマー
が、よかったな。
ヒューブナーとケンペンの
ヒゲの似合い方はすごすぎる。
女の子なのに、自然すぎる。
あいあいも頑張っていたよ。
最初はどうなることかと思っていたけど
いいゾフィーだった。
どこからか忘れたけど
2幕途中あたりで、舞台前方、センターからやや下手寄りに
ライト?電球?が落ちていた。
場面によって点いたり消えたりするので
舞台上に設置したライトかな?と思ってたら
放浪するエリザベートを見ている重臣の一人が
さっと取り上げてどこかに隠してた。
最後にして、ファーストキャストのあひルドを見てきました。
これで役替わりコンプ。
あひるは、さすがに、というべきか
芝居はいいと思う。
皇太子としての立場から国を憂う。
かつ、死神(=死)に惹かれる繊細さもある。
ただ歌声が苦しい。
ひっくり返るのはヅカにはよくあるから構わないけど
声が震えっぱなし、ってのはキツイ。
外れてもいいから、スコーーーンと出してくれないかな。
あさこトートとのデュエットで
縮こまるのがちょっと可愛い。
ムラから数えて通算5回目。
過去4回は最後のダンス~鏡の間まで
意識が朦朧となることが多かったんだけど
今日はかなりしっかり見たぞ!
そいでねー、カフェの場面でね、
前回のツェップス(越リュウ)が
トートの手に触れて、
訝しげな表情をするのがツボだったのを思いだした。
今回はそういう演出じゃないのね、と
思ったところで、ようやく今回のトートが
死に神に見えず、ただの妖怪に見えるのかがわかった。
今までのトートは、青い血が流れていて
体温が無かったのよ。
絶対零度の存在だったのよ。
それが人間とは違っていたのよね。
でも、あさこトートには、
赤い血が流れている。
しかも熱い血が流れている。
体温が高そう。
だから「死」を感じさせないんだな。
人間も妖怪も
みんな生きているんだ!
カチャのシシィ。
よーするに子供なんだ。
これは違う、望むものじゃない、
泣き続けて叫び続けて拒否続けて。
拒否することに夢中になりすぎて
相手をしっかり見ていない。
子供時代はそれでいいけど、
だんだんどーにもならなくなって追いつめられる。
アレだよ。
「若くて愚かだった」のが
年をとって
「若くはなく、愚かなままだ」
になったんだな。
だから、「子供時代」から、途中が無くて
いきなり「息子を失った母」の演技まで飛ぶ。
途中の演技が無いのは、
彼女の演技の幅が狭いからなんだけど、
それが「子供のまま」のエリザ、になっていて
まあ、それは、それで、アリかな。
泣き続ける子供を、ずっと母親があやしていたのに
外部からの刺激でいきなり泣きやんで
そっちに関心が行っちゃう、ってあるじゃないですか。
カチャのシシィは、まさにそれ。
フランツから深く愛されているのに
それにはまったく気付かず、
すべてに我慢がならず、
ふと気が付いたら手を差し伸べてくれている人を発見し
その人の手を取った。
特になにも考えずに。
いい悪い、じゃなく、そういうエリザなんだな。
個人的には、あさこシシィなどのように
フランツからの愛を感じつつ、
フランツへの愛を自覚しつつ、
それでもどうしようもなく「死」に惹かれる、
そういうシシィの方が好きなんだけど、
妖怪トートには子供シシィは合う。
不思議なもんだな。
ミズトート&となみシシィは拒絶反応が強すぎて
記憶から消去しているのに。
今回の月組コンビは、なんのかんの脳内補完をして
受け入れている。
これがファンというものなのか。
キリヤンのフランツは重厚で、
重厚だからこそシシィへの愛は揺るぎがなかった。
ヒゲがよく似合っていた。
まさおのルキーニは、最後まで
可愛い女の子が頑張って演じているな、としか思えなかった。
可愛い顔に細い身体なのだから
それに合った演技をして欲しかった。
まさおの演じたいルキーニはよくわかるんだけど
自分の身体(外見)と、
もうちょっと摺り合わせて欲しかったな。
2幕冒頭、今日はタキさんとくらりんが来てると紹介。
そのあと、客席からなぜか笑いがおきたけど
「可笑しいですか?理由はこれから説明するんです」
と、うまくアドリブで続けていた。
舞台度胸はあるよね。
もりえちゃんはエルマー。
ハンガリー戴冠式で
笑っちゃうほど足が上がってなかった。
(なぜか怒る方向には行かないんだな)
もうちょっと熱さと狂気があればなあ。
バランス的には
・もりえルド
・あひエルマー
が、よかったな。
ヒューブナーとケンペンの
ヒゲの似合い方はすごすぎる。
女の子なのに、自然すぎる。
あいあいも頑張っていたよ。
最初はどうなることかと思っていたけど
いいゾフィーだった。
どこからか忘れたけど
2幕途中あたりで、舞台前方、センターからやや下手寄りに
ライト?電球?が落ちていた。
場面によって点いたり消えたりするので
舞台上に設置したライトかな?と思ってたら
放浪するエリザベートを見ている重臣の一人が
さっと取り上げてどこかに隠してた。