■第1部■
序曲「戴冠式行進曲」 (ジャコモ・マイヤベーア作曲)
「白鳥の湖」第1幕よりパ・ド・トロワ
振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ルシンダ・ダン、レイチェル・ローリンズ、ロバート・カラン
マーフィー版「白鳥」から。
愛人を見る夫、当然のように横にいる愛人、
その間にいる妻の、切ない心情に泣ける。
ルシンダが艶やかで、ローリンズの清楚さが際立つ。
カランはスーツが似合う。
ガラの最初の演目だけど、濃厚なドラマになっていた。
ステキなんだけど、ひとつくらいはこのペアで
普通の古典を見たかったような気もする。
次の来日公演もマーフィー×2だし。
「カルメン」
振付:ローラン・プティ/音楽:ジョルジュ・ビゼー
タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ
ロホの脚は美しいんだけど、肩幅とかのせいかなあ、
女性には見えないんだよなー。
あんまり色気を感じなかったなー。
ボネッリは生き生きと踊っていた。
今までの中で一番いい。
「ダンス組曲」
振付:ジェローム・ロビンズ/音楽:J.S.バッハ
ニコラ・ル・リッシュ
ちょっと長いから、ちょっと寝ちゃった。ごめんね。
起きているときは、ニコラ君も
こういう踊りをするんだなあ、似合うんだなあ、と
思いながら見ていました。
音楽の流れを表すような踊り。
ニーナのガラで、ぱっつんぱっつんの身体で
飛びまくっていたときから
すごく成長したなあ・・・。
ヒゲは剃ってきました。
「いにしえの祭り」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:リヒャルト・シュトラウス
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
すごく良かったーーー!
赤いドレスのブシェが美しい~。
ゴージャスで退廃的で、どこか危うく脆い。
「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ /ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス
アルブレヒトが百合の花を持って登場と、
パ・ド・ドゥの後のお別れの場面つき。
短い時間だけど、全幕の一部がそのまま再現だった。
ルテステュのジゼルってあまりイメージが湧かなかったけど
儚げですごく良かった。
ジョゼのアルブレヒトはいうことないっす。
■第2部■
「ジュエルズ」よりダイヤモンド
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ
ああ、これが見たかったよ!!
マラーホフの白い世界。
派手な動きはなくてもいいの。
足音を消したジャンプは見事だわ。
ヴィシニョーワも、この演目だと
生々しさが封印されて
格調高い踊りになるね。
「カンティーク」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ユダヤの伝承音楽
エリザベット・ロス、ジル・ロマン
白いスカートに、おさげのロスが可愛い、、、
とは、ちょっと違うか。
エキゾチック、ともちょっと違うか。
なんとも言えない雰囲気が良かったなあ。
ジルが、髪型のせいか唇のせいか
ちょっとミスター鈴井に似てると思っちゃった。
「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー/音楽:ダニエル・オーベール
ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル
ポリーナちゃんがカッコイイな。
「TWO」
振付:ラッセル・マリファント/音楽:アンディ・カウトン
シルヴィ・ギエム
1階席で見ると、ちょうどいい距離かも。
でも、何回見ても感動、じゃないしな。
「ソナチネ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:モーリス・ラヴェル
オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
二人ともキラキラしていて
バランシンぽかった。
特にオレリーはこういうイメージじゃなかったんだけど
合ってたわ。
ルグリ先生もステキすぎ~~。
ピアノは、私でもわかるミスがありました。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
今日の二人は、爆発せず。
むしろ、キッチリ押さえた踊り。
なんちゅーか、
「正統派」って言葉が頭に浮かんだ。
白い衣装だったので、
「眠り」をこの二人で見たいと思いました。
ソロの所では、540とか
いろいろやってくれたけどね。
■第3部■
「ラ・シルフィード」
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル/音楽:H.S.レーヴェンスヨルド
ナターリヤ・オシポワ、レオニード・サラファーノフ
サラファーノフの販促か?と思ったけど
ブルノンヴィルなんだよね。
サラファーノフは、これでもか、ってぐらい
脚を細かく動かしていましたが
状態がブレることはありませんでした。
さすがです。
オシポワはコケティッシュ。
いい意味で、シルフィードの「自分勝手」の部分が
出ていたと思います。
マールイ夏ガラとは、当たり前だけど
全然違うわ。
「アルミードの館」よりシャムの踊り
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ニコライ・チェレプニン
ティアゴ・ボァディン
なんでソロ?
と思ったけど、素晴らしく良かった!!
こまごまとした腕の動きはタイ風、
それにゴパックのようなジャンプもあり
短い時間だけど、すごく楽しかった。
「マクベス」
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ/音楽:キリル・モルチャノフ
スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ
ウヴァーロフは前髪を降ろしていた。
ちょびっとソ連チックだけど、似合っていた。
「マクベスをそそのかすレディ・マクベスの図」なのかな。
「やっちまいなー」と言いそうなザハロワに
ゾクゾクしました。
妻の道具にしかすぎない夫なのか。
「ロミオとジュリエット」より "寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
シオマラ・レイエス、ホセ・カレーニョ
Bプロとチェンジした演目。
レイエスは、技術主体より、演技主体の方がイイね。
フェリを思い出す熱演だった。
踊りが同じ、という意味ではなく、
ジュリエットとして舞台に存在している、って意味ね。
全幕で見たいなあ。
カレーニョも良かったよ。
「じゃじゃ馬馴らし」
振付:ジョン・クランコ/音楽:クルト・ハインツ・シュトルツェ
マリア・アイシュヴァルト、フィリップ・バランキエヴィッチ
ヒュー、ヒュー!!!!
掛け声をかけたくなる。
ガニ股でドスドス歩くアイシュヴァルトが可愛すぎ!!
バランキーも難しいジャンプがたくさん。
二人の息も合っていました。
楽しかったよーーー。
全幕はどうなのかなー。
ネタとしては嫌いなんだけどねー。
■第4部■
「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ
A、Bプロでは地味という印象ばかり強かった二人ですが
今回は見せてくれました!!
サレンコの回転は1/4ずつ向きを変えていくやつ。
コンヴァリーナも高いジャンプで
正直なところ(ごめんね)、
ここまでやってくれるとは思わなかったので
一気にテンションが上がりましたよ!
「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
濃かったわ~~。
ソアレスは、ようやく顔にあった濃い踊りですよ~。
情熱的に女を求める。
女はよろめきつつ、拒否しつつ。
ドラマティックでした。
「ザ・ピクチャー・オブ」
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:ヘンリー・パーセル
マニュエル・ルグリ
ルグリ先生の新作だけど。(昨年末初演)
んんん~。
ルグリ先生の「動き」それ自体は美しいけど
それだけかなー。
「ロミオとジュリエット」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
オレリー・デュポン ローラン・イレール
プログラムで読んだときは、
もっと、かっとんだ内容を想像したけど
わりと普通にロミジュリの墓場の場面でした。
自殺の方法がちょっと違うけど。
ロミオの嘆きと死体のジュリエットの踊りも好きなんだけど
そのあとの、ロミオの死に気が付くジュリエットのところがねー。
もう、辛い。見ているだけでも辛い。
心臓がキューーっと絞められるような辛さです。
とか言いつつ、ゴロゴロするジュリエットに
JCSのユダを思いだした。
「春の声」
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:ヨハン・シュトラウス
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
前回も見たけど、
この二人だからいいよねー。
本当に「春」だ。
花が咲く春だ。
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
上野水香 デヴィッド・マッカテリ
客席が寒くて冷たかった。
水香ちゃんは、上半身はジゼル1幕衣装を赤にしたかんじ、
腰からチュチュの先にかけて白へ変わるグラデーション。
腰には赤い大きな薔薇?の飾り。
チュチュには光り物があって
しみじみ見ると豪華なんだけど
パッと見にはそれほどでもない。
全幕で着る「赤」の方がもっと見栄えがしたと思う。
化粧も、口紅を赤くするとか
もうちょっと派手に、明るくできないものかな。
こわばった顔で踊るので、
緊張感バリバリ。
それなりにソツなく踊っていたけど
32回転の時の腕が雑というか、
並行にキッチリ保てないというか。
アダージオのラストは支えて貰ってグルグル回る、の
ヌレエフ版。全体的にそうなのかは、わからんです。
マッカテリの体調に合わせたのかもしれないし。
マッカテリも、まー、怪我が治ったばかりらしいし、
って踊りで、
ガラのトリがこれってね・・・。
いっそカットしてもいいぐらいだった。
ダンサーよりも、主催者の失策だね。
このあとのファニー・ガラのための
準備時間をかせいでくれた、と思うしかないかな。
フィナーレ 「眠れる森の美女」よりアポテオーズ (ピョートル・I.チャイコフスキー作曲)
が、始まりかけて、佐々木氏登場。マラーホフも登場。
佐々木氏の話はかなりわからないけど、
そりゃ、いつものことだ。
「今回は奮発して新日フィル」って言ってたけど
私の記憶の限りでは、今回が一番ヒドイ音だったよ>オケ
今回のファニーガラは、女性陣も何人か登場。
指揮者も登場。
東バの衣装をちゃんと着てるし。
シムキンくん、サラファーノフが
非常にノリノリだった。
コチェトコワのヒゲは、(逆だ。ヒゲのコチェトコワだ)
くらりんのバトラーみたいだった。
すぐに撃ち殺されたアイシュヴァルトがツボだ。
カランの女装が意外に綺麗だった。
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:高岸浩子
チェロ:遠藤真理
序曲「戴冠式行進曲」 (ジャコモ・マイヤベーア作曲)
「白鳥の湖」第1幕よりパ・ド・トロワ
振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ルシンダ・ダン、レイチェル・ローリンズ、ロバート・カラン
マーフィー版「白鳥」から。
愛人を見る夫、当然のように横にいる愛人、
その間にいる妻の、切ない心情に泣ける。
ルシンダが艶やかで、ローリンズの清楚さが際立つ。
カランはスーツが似合う。
ガラの最初の演目だけど、濃厚なドラマになっていた。
ステキなんだけど、ひとつくらいはこのペアで
普通の古典を見たかったような気もする。
次の来日公演もマーフィー×2だし。
「カルメン」
振付:ローラン・プティ/音楽:ジョルジュ・ビゼー
タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ
ロホの脚は美しいんだけど、肩幅とかのせいかなあ、
女性には見えないんだよなー。
あんまり色気を感じなかったなー。
ボネッリは生き生きと踊っていた。
今までの中で一番いい。
「ダンス組曲」
振付:ジェローム・ロビンズ/音楽:J.S.バッハ
ニコラ・ル・リッシュ
ちょっと長いから、ちょっと寝ちゃった。ごめんね。
起きているときは、ニコラ君も
こういう踊りをするんだなあ、似合うんだなあ、と
思いながら見ていました。
音楽の流れを表すような踊り。
ニーナのガラで、ぱっつんぱっつんの身体で
飛びまくっていたときから
すごく成長したなあ・・・。
ヒゲは剃ってきました。
「いにしえの祭り」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:リヒャルト・シュトラウス
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
すごく良かったーーー!
赤いドレスのブシェが美しい~。
ゴージャスで退廃的で、どこか危うく脆い。
「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ /ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス
アルブレヒトが百合の花を持って登場と、
パ・ド・ドゥの後のお別れの場面つき。
短い時間だけど、全幕の一部がそのまま再現だった。
ルテステュのジゼルってあまりイメージが湧かなかったけど
儚げですごく良かった。
ジョゼのアルブレヒトはいうことないっす。
■第2部■
「ジュエルズ」よりダイヤモンド
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ
ああ、これが見たかったよ!!
マラーホフの白い世界。
派手な動きはなくてもいいの。
足音を消したジャンプは見事だわ。
ヴィシニョーワも、この演目だと
生々しさが封印されて
格調高い踊りになるね。
「カンティーク」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ユダヤの伝承音楽
エリザベット・ロス、ジル・ロマン
白いスカートに、おさげのロスが可愛い、、、
とは、ちょっと違うか。
エキゾチック、ともちょっと違うか。
なんとも言えない雰囲気が良かったなあ。
ジルが、髪型のせいか唇のせいか
ちょっとミスター鈴井に似てると思っちゃった。
「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー/音楽:ダニエル・オーベール
ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル
ポリーナちゃんがカッコイイな。
「TWO」
振付:ラッセル・マリファント/音楽:アンディ・カウトン
シルヴィ・ギエム
1階席で見ると、ちょうどいい距離かも。
でも、何回見ても感動、じゃないしな。
「ソナチネ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:モーリス・ラヴェル
オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
二人ともキラキラしていて
バランシンぽかった。
特にオレリーはこういうイメージじゃなかったんだけど
合ってたわ。
ルグリ先生もステキすぎ~~。
ピアノは、私でもわかるミスがありました。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
今日の二人は、爆発せず。
むしろ、キッチリ押さえた踊り。
なんちゅーか、
「正統派」って言葉が頭に浮かんだ。
白い衣装だったので、
「眠り」をこの二人で見たいと思いました。
ソロの所では、540とか
いろいろやってくれたけどね。
■第3部■
「ラ・シルフィード」
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル/音楽:H.S.レーヴェンスヨルド
ナターリヤ・オシポワ、レオニード・サラファーノフ
サラファーノフの販促か?と思ったけど
ブルノンヴィルなんだよね。
サラファーノフは、これでもか、ってぐらい
脚を細かく動かしていましたが
状態がブレることはありませんでした。
さすがです。
オシポワはコケティッシュ。
いい意味で、シルフィードの「自分勝手」の部分が
出ていたと思います。
マールイ夏ガラとは、当たり前だけど
全然違うわ。
「アルミードの館」よりシャムの踊り
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ニコライ・チェレプニン
ティアゴ・ボァディン
なんでソロ?
と思ったけど、素晴らしく良かった!!
こまごまとした腕の動きはタイ風、
それにゴパックのようなジャンプもあり
短い時間だけど、すごく楽しかった。
「マクベス」
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ/音楽:キリル・モルチャノフ
スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ
ウヴァーロフは前髪を降ろしていた。
ちょびっとソ連チックだけど、似合っていた。
「マクベスをそそのかすレディ・マクベスの図」なのかな。
「やっちまいなー」と言いそうなザハロワに
ゾクゾクしました。
妻の道具にしかすぎない夫なのか。
「ロミオとジュリエット」より "寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
シオマラ・レイエス、ホセ・カレーニョ
Bプロとチェンジした演目。
レイエスは、技術主体より、演技主体の方がイイね。
フェリを思い出す熱演だった。
踊りが同じ、という意味ではなく、
ジュリエットとして舞台に存在している、って意味ね。
全幕で見たいなあ。
カレーニョも良かったよ。
「じゃじゃ馬馴らし」
振付:ジョン・クランコ/音楽:クルト・ハインツ・シュトルツェ
マリア・アイシュヴァルト、フィリップ・バランキエヴィッチ
ヒュー、ヒュー!!!!
掛け声をかけたくなる。
ガニ股でドスドス歩くアイシュヴァルトが可愛すぎ!!
バランキーも難しいジャンプがたくさん。
二人の息も合っていました。
楽しかったよーーー。
全幕はどうなのかなー。
ネタとしては嫌いなんだけどねー。
■第4部■
「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ
A、Bプロでは地味という印象ばかり強かった二人ですが
今回は見せてくれました!!
サレンコの回転は1/4ずつ向きを変えていくやつ。
コンヴァリーナも高いジャンプで
正直なところ(ごめんね)、
ここまでやってくれるとは思わなかったので
一気にテンションが上がりましたよ!
「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
濃かったわ~~。
ソアレスは、ようやく顔にあった濃い踊りですよ~。
情熱的に女を求める。
女はよろめきつつ、拒否しつつ。
ドラマティックでした。
「ザ・ピクチャー・オブ」
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:ヘンリー・パーセル
マニュエル・ルグリ
ルグリ先生の新作だけど。(昨年末初演)
んんん~。
ルグリ先生の「動き」それ自体は美しいけど
それだけかなー。
「ロミオとジュリエット」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
オレリー・デュポン ローラン・イレール
プログラムで読んだときは、
もっと、かっとんだ内容を想像したけど
わりと普通にロミジュリの墓場の場面でした。
自殺の方法がちょっと違うけど。
ロミオの嘆きと死体のジュリエットの踊りも好きなんだけど
そのあとの、ロミオの死に気が付くジュリエットのところがねー。
もう、辛い。見ているだけでも辛い。
心臓がキューーっと絞められるような辛さです。
とか言いつつ、ゴロゴロするジュリエットに
JCSのユダを思いだした。
「春の声」
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:ヨハン・シュトラウス
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
前回も見たけど、
この二人だからいいよねー。
本当に「春」だ。
花が咲く春だ。
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
上野水香 デヴィッド・マッカテリ
客席が寒くて冷たかった。
水香ちゃんは、上半身はジゼル1幕衣装を赤にしたかんじ、
腰からチュチュの先にかけて白へ変わるグラデーション。
腰には赤い大きな薔薇?の飾り。
チュチュには光り物があって
しみじみ見ると豪華なんだけど
パッと見にはそれほどでもない。
全幕で着る「赤」の方がもっと見栄えがしたと思う。
化粧も、口紅を赤くするとか
もうちょっと派手に、明るくできないものかな。
こわばった顔で踊るので、
緊張感バリバリ。
それなりにソツなく踊っていたけど
32回転の時の腕が雑というか、
並行にキッチリ保てないというか。
アダージオのラストは支えて貰ってグルグル回る、の
ヌレエフ版。全体的にそうなのかは、わからんです。
マッカテリの体調に合わせたのかもしれないし。
マッカテリも、まー、怪我が治ったばかりらしいし、
って踊りで、
ガラのトリがこれってね・・・。
いっそカットしてもいいぐらいだった。
ダンサーよりも、主催者の失策だね。
このあとのファニー・ガラのための
準備時間をかせいでくれた、と思うしかないかな。
フィナーレ 「眠れる森の美女」よりアポテオーズ (ピョートル・I.チャイコフスキー作曲)
が、始まりかけて、佐々木氏登場。マラーホフも登場。
佐々木氏の話はかなりわからないけど、
そりゃ、いつものことだ。
「今回は奮発して新日フィル」って言ってたけど
私の記憶の限りでは、今回が一番ヒドイ音だったよ>オケ
今回のファニーガラは、女性陣も何人か登場。
指揮者も登場。
東バの衣装をちゃんと着てるし。
シムキンくん、サラファーノフが
非常にノリノリだった。
コチェトコワのヒゲは、(逆だ。ヒゲのコチェトコワだ)
くらりんのバトラーみたいだった。
すぐに撃ち殺されたアイシュヴァルトがツボだ。
カランの女装が意外に綺麗だった。
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:高岸浩子
チェロ:遠藤真理