きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「インモータルズ」

2011年11月12日 | 映画
「300」ほどの勢いは無く、
馬鹿さ加減もいまいち。
ちょい「グロ注意」だけど
3Dで良かった場面がいくつかあった。

「3つ試練」ではないので、
この数年のギリシャ神話ものの中では楽しめるかな。
ミッキー・ロークが素晴らしい!
こうなるとはなあ。

ゼウスがその辺のおっさんみたいだった。
老人に変身しているときは間寛平。
ギリシャ神話をかなり改変しているけど
たぶんアメリカ人の認識がこんなもんなんだろうな。

まー、映像を楽しもうぜ!



どこかの回で「逆転裁判」の予告編を見た。
ビジュアルに関しては宙組の圧勝。
特にミツルギが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「コンテイジョン」

2011年11月12日 | 映画
致死率の高いウィルスは
パニックとデマと暴動と詐欺がセット。
前半の、ウィルス対策チームの
冷静な作業過程は興味深いが
後半はいろんなネタが混じり過ぎ。
盛り込みすぎ。
リアルもこれぐらいこんがらがるということ?

ジュード・ロウがいつ帽子を取るかドキドキ。
額はまだ「深いM字」レベルに留まっていました。
いつか一直線になるのだろうか。

ウィルスの発生はいつ?
と思ったら最後に来ました。

マカオのカジノは本当にあれくらい
防犯カメラで全てがわかるのかなあ。

実は、ものすごく豪華キャスト!
しかし、ストーリーメインの作品なので
あんまりそれを意識をしない。
役者誰かのための場面はなく
スターさんもあっけなく途中退場する。
とっても贅沢だ!!

ソダーバーグ、11日に
東京のホテルで記者会見をしたんだね。
それから大劇場の15時公演を見たのか。
タフだね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「道」(午前十時の映画祭 青の50本)

2011年11月12日 | 映画
もっと若いときに見たら
ザンパノが怖くてひどい男と思っただろうな。
いま見るとおしゃべりな奇人は鬱陶しい。
私でも殴る。
ジェルソミーナから見れば暴君だけど、
あの芸で食べていくしかないザンパノは、
あのようにしか生きられないんだろうな。
夜の海での慟哭に涙。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ニューヨークへ行きたい」

2011年11月12日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
人気キャスターのリサは
TV界のビッグタイトル「キャスター賞」まであと一歩。
今日も忙しく仕事が続く。
リサは母のマリアを老人ホームに入れ
会いに行くのは年に数度(か数年に一度か)。
マリアはホームで出会ったオットーと恋に落ちるが
ホームはなにかと規制があり
二人はホームを出て駆け落ち。
自由の国アメリカの、自由の女神の下で結婚式を挙げようと思い、
ニューヨーク行きの客船を予約する。
驚いたのはリサ。
仕事命の彼女は、母を引き取ることなどできない。
是非とも母にはホームに戻って貰わなければ。
目的を同じとするオットーの息子アクセルと共に
母達を追いかけることとなる。

古典的な話で音楽も古風。
ダンス部分をショーアップしてなんとか保たせてるかんじ。
仕事命の女性が愛を得るためにはキャリアを捨てる、
までいかなくても、キャリアに傷つけることは必要である、
って筋立ては嫌いだなあ。
母を引き取るとかなんとか、
結局、女の幸せは愛と家庭。
と言われているような気がする。
ミュージカルで、
キャリアも愛も手に入る事って少ないよね。
「モダン・ミリー」はそうだったけど。


あさこちゃんは早口なこともあり
台詞がやや聞き取りづらい。
歌の時の方が安定している。
「授賞式で赤いドレスを着る」
って連呼してるんだけど
そのドレス姿がイマイチで。
肩が広いんだから、カバーしてあげてよぅ!
パンツスーツは「バリバリのキャリアウーマン」を
軽く通り過ぎて、ひたすら雄々しい。
さとしさんは芸達者。
緩みがちになる芝居を引き締めている。
浅丘さんは歌は弱いがさすがの存在感。
小柄だけど決して埋まらない。
村井さんも上手い。

ゲイカップルの泉見くんと戸井くんも上手いんだけど
彼らの必要性は???
なんだか演出的に、持て余し気味。
ソリストの出番を増やすのが目的、みたいな。


久し振りにみゆちゃんの踊りが堪能できて嬉しかった。

開演前にはロビーでオケのパフォーマンス有り。
司会は塩田さん。
開幕でオケがせり上がって
塩田さんが客席に向かって手を挙げたら
「塩ちゃーん!」って叫んでほしいと言ってました。
・・・・・・
タイミングが難しくて、叫べませんでした。
ごめんなさい。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ラビット・ホール」

2011年11月12日 | 映画
最愛の息子を事故で亡くした夫婦。
夫は息子を忘れまいとし、
妻は息子の服などをどんどん捨てていく。

静かだけど美しい話だった。
受け止めきれないと思っていた辛さ悲しみも、
やがて変化する。
無くなりはしないけど向き合えるようにはなる。
それを体験してきた人はたぶん泣くよ。
加害者となってしまった彼は
一生苦しみを背負うんだな。
過失は彼にではなく、
急に飛び出した子供にあったとしても。
彼はそれを事実として静かに受け止めている。
辛いな。

大きな悲しみを、
違うかたちに変化させるのは自分自身。
他者の手助けはあったとしても
自分が向き合えなければ変えられない。
誰かが変えることはできない。

作品中に出てくるサークルは
そういった悲しみや喪失感を
直視しようとする試みだとは思うけど
傷をなめ合うだけになる場合もある。
8年も出席し続ける夫婦や
「自分の子供は神に愛され天使になった」と
悲しみから目を逸らそうとする夫婦もいる。
そういう考えもありだと思うけど
「遺族のプロ」「神様マニア」と
切り捨てるところは爽快だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする