きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「クロワッサンで朝食を」

2013年08月30日 | 映画
認知症の母を看取った元介護士のアンヌ。
エストニア人の彼女に、
パリ在住のエストニア人の世話の依頼が来る。

大都会に住むその女性、フリーダは
我が儘で高圧的でトラブルメーカー。
最初は反発し合った二人だが
だんだん心を通わせていく・・・。


とにかく、ジャンヌ・モローが強烈だった。
ものすごい貫禄だった。
あの人に我が儘を言われたら従うしかないよなあ。

アンヌが、パリに水に洗われて洗練されていく話じゃ全然ないけど
生きることに疲れていた彼女が、
ちょっと前を向いて歩いてみようかな、
という気持ちになるのが納得の流れだった。

ジャンヌ・モローはすでに美人ではない。
(口元が前に出すぎていると思う)
でも、元愛人の匂いを嗅いだり、
身体を触る手つきには性愛の匂いがバッチリで
フランス人はいくつになっても現役なんだなあ、
と、それが一番印象に残った。
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池波正太郎展@松屋銀座

2013年08月30日 | 漫画・小説・雑誌
  

生誕90周年記念だそうです。

・直筆原稿の展示
・新国劇の脚本展示
・連載作品の挿絵展示
・ドラマのセット再現
・ドラマの衣装、小道具展示
・愛用品の展示
・本人が描いた絵の展示

などなど、実に盛りだくさんでした。

五鉄のセット再現が嬉しい!
私もあそこに座って軍鶏鍋が食べたい。
(もちろん鬼平と一緒に!)

書斎再現、畳の上にいたのは
私が持っている黒ウサと同じ子のような気がする。


挿絵原画も貴重です。
ああいう画もホワイトで修正するんだ。

愛用品の展示もウハウハ。
とてもお洒落ですよね。

すごく楽しい空間でした!


この企画は時代劇チャンネルとのタイアップみたい。
出口で時代劇チャンネルの申し込みの受付がありました。
いいねえ、、、と思ったけど
私、すでに入っているわ。えへへ。
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「ローンレンジャー」

2013年08月30日 | 映画
ラストの列車アクションと白馬のテンションで
全編作って欲しかった。
重たい話にしなくていいのに。

「インディアン物」について、
米国の映画人は無条件に作りたい気持ちがあるんだろうな。
しかし、現代においては、白人のエゴも描かねばならない。
その良心が単純な憧れとぶつかって、
結果的にどっちつかずの、
物凄く中途半端になってしまった印象。

ディズニー映画のいつもの「悪党の下っ端」とか、
セオリーを踏みつつも、
ジョニー様には「これ系をやらしときゃいい」的な
安易な発想がすごく見えてげんなり。
笑いを狙った場面も仕掛けが見え過ぎだし。

ジョニーは先住民の血を引いているのに、
この役をなぜ引き受けたんだろうなあ。

前半であっさり死んじゃう兄さんがすごく良かった。
それだけに不倫テイストが漂ったのがイヤだったなあ。

キモサベとは「劣った弟」という意味だそうです。
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