きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「うたかたの恋/Amour de 99!!-99年の愛-」宝塚宙組@神奈川県民ホール

2013年08月10日 | 宝塚(宙組)


テルは白い軍服が似合う。
死の影は薄く、
魂の行き場が無くなるというより
もう少し現実的な面(政治的にとか)が
追い詰められていくように見えた。

みりおんはいじらしく、可憐。
私は人妻の方が好みだなあ。

ともちんが別格路線の皇帝と聞いたときは
とてもビックリしたけど
実際に見ると、これしかない!と思った。
髭がとてもよく似合い(超イケメン!)、
場を圧倒する威圧感がある。
ルドルフが越えられない山なのがわかった。
話としてはわかりやすくなったけど
そのぶん、まなとのジャン・サルヴァドルが弱くなったので、
(押し出し、とか、そんなあたりが)
結果的に組事情の通り
キタロウのフリードリヒを含めて
三すくみになってしまったのが
少々バランスが悪いようにも見えた。

美穂さんは、正直なところ、
やり過ぎちゃうんじゃないかと心配していたけれど
息子を案じる優しい母親の面もありながら、
マリーと友情感じるあたりの
常識の枠外っぽい感は、
確かにエリザベートだな、と思った。

すっしーのロシェックがイイ味。

せーこのマリンカ、
えっちゃんの伯爵夫人は綺麗だった。

うららは迫力のある美人だけれど
ルドルフがマリーを選んでしまうのが分かるような
キツさがあった。


マイヤーリンクでは普通に鬼ごっこ。

全般的に品のある悲劇で良かった。
けど、ラストがともちんってどうなの。
皇帝陛下が・・・


ショーは大劇場版より人数が少ないので
より大きく踊ることになり迫力があった。
私は全ツ版の方が好きだな。

中詰めのキタロウのテンションが異様に高くて
つい笑ってしまった。

テルの出身県のせいか
カナケンとは思えないぐらいの
歓声と拍手だった。
すごく盛り上がって楽しかった!


【主な配役】
ルドルフ:凰稀 かなめ
マリー・ヴェッツェラ:実咲 凜音

ジャン・サルヴァドル:朝夏 まなと
ミリー:すみれ乃 麗
ヨゼフ皇帝:悠未 ひろ
エリザベート皇后:美穂 圭子
ステファニー:伶美 うらら
フェルディナンド大公:愛月 ひかる
フリードリヒ:緒月 遠麻
ラリッシュ夫人:花里 まな
シュラット夫人:桜音 れい

ロシェック:寿 つかさ
ブラッドフィッシュ:松風 輝

ジェシカ:鈴奈 沙也
ヴェッツェラ男爵夫人:結乃 かなり
ハンナ:綾瀬 あきな

マリンカ:純矢 ちとせ
ツェヴェッカ伯爵夫人:大海 亜呼

モーリス大尉:天玲 美音
ゼップス:風馬 翔
ホヨス伯爵:星月 梨旺
ロイス公爵:実羚 淳
フィリップ皇子:朝央 れん
エヴァ:涼華 まや
オフィーリア:真みや 涼子
クライス:和希 そら
ヨハンナ:瀬戸花 まり
ヘンリエッテ:里咲 しぐれ
ハンス:水香 依千
ヘルマン:秋奈 るい
クリューガー:朝日奈 蒼
エミール:瑠風 輝
グレタ:小春乃 さよ
ベッセル:潤奈 すばる
アデーレ:華雪 りら
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「ワールド・ウォー Z」

2013年08月10日 | 映画
ブラピもゾンビ映画もそれほど興味はないけど
体力を使うイベントと宙組公演の中継地の休憩用として見てきました。
ちょうど109シネマズは千円の日だったし。

予告やポスター等では
「第三次世界大戦ネタ?」「異星人侵略ネタ?」
などと思われがちですが
とてもぬるいゾンビ映画です。
ネタも映像も目新しいところはあまり無いし、
ブラピは絶対に死なない、
ラストは万事解決ハッピーエンドとわかっているだけに
緊迫感はあんまりない。

そして、やっぱり、ゾンビのシステムって
よくわからないわ。
噛まれると凶暴になって人を襲うとか
お約束ごとすぎるので
ちょびっと科学的な味付けをされても
あんまり心を動かされないというか。
ゾンビってそもそもは
「死者=神の祝福から外れる存在」になってしまう
というあたりも恐怖の一部だと思うんだけど
こちらの場合は生者の変容だしね。
なんであれらに追いかけられる映画が受けるのかが
よくわからないので、
あまりワクワクしないんだな。
(逃げ切る快感を味わうとか
 殺してもいい相手をボコボコにできるとか
 そういうあたりが面白いのかな?)
この作品内ではあくまでも「病気」なのに、
「人間に害を為すだけの存在」なったから
「殺しても良い」という発想になるのが
どうにもわからんというか。

略奪の場面で、
「家族を守るためなら容赦なく他人を撃つ」
という描写が恐かったな。
それが正義な世界なんだな。
その上でのゾンビ映画なんだろうな。

後半はゲームのダンジョンみたいだった。
隙をついて移動とか
すごく知ってる世界だ!

「家族を人質にする。
 返して欲しければ謎を解明しろ」
の、あたりを、もっとエグく作っても良いかもね。

なんか、噂によると
当初はもっとどぎつい映画になる予定が
「家族向け」にするためソフトな表現に変更になったとか?
それが頷けるぐらい、お気楽映画だったな。

ただ、ゾンビが壁に群がる映像は良かった!

2時間のんびり頭を使わず涼しいところで過ごす、
という目的にはピッタリの映画でした。
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