きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」上野&柄本/東京バレエ団

2013年08月09日 | バレエ・ダンス
子供向けに、というか、
若手ダンサー向けにアレンジされた版を
本公演主役が踊るとどうなるのかが見たくて
行ってきました。

本日はオーロラ姫だけでなく
他の役も本公演キャストでした。
せっかくなんだから若手にチャンスを!
とも思うけど、
やっぱり本公演キャストは違うなあ、
と思ったのも事実。
格が違いますね。
プロフェッショナルの踊りです。
舞台がすごく小さく感じました。

水香ちゃんは、背中の肉もすっきりして、
安定した踊りでした。
華やかで真ん中オーラがあります。
1幕は縦ロール付きだったような。
バレフェスで「日本代表です!」
ってポジションだと違和感だけど、
今日はちょうど良いかんじ。

高木さんは慈愛に溢れた優しいリラでした。
奈良さんはノリノリで悪役演技。
カラボスの化粧だと、
なぜかゆーひに似ている気がする。

弾くんは以前よりノーブル。
戦いの場面でも気品が崩れない。
もう少し小顔だとなあ・・・。

氷室くんの喋りは滑らかでわかりやすかった。

舞台進行は慣れてきたようで
ハラハラするところは無かったです。


これはこれで楽しいんだけど、
幻影の場面無しでも
東バオリジナル版を今日のキャストで見たいな。


配役等
オーロラ姫:上野水香
デジレ王子:柄本弾

リラの精:高木綾
カラボス:奈良春夏
カタラビュット(式典長):氷室友
王さま:佐藤瑶
王妃さま:政本絵美

乳母:河合眞里
優しさの精:村上美香
やんちゃの精:岸本夏未
気前よさの精:三雲友里加
のんきの精:古閑彩都貴
度胸の精:中川美雪
4人の王子:森川茉央、杉山優一、永田雄大、和田康佑
オーロラの友人:乾友子、渡辺理恵、矢島まい、川島麻実子

フロリナ王女と青い鳥:乾友子、岸本秀雄
白い猫と長靴をはいた猫:岸本夏未、岡崎隼也
赤ずきんとおおかみ:河合眞里、永田雄大
シンデレラとフォーチュン王子:村上美香、杉山優一
白雪姫:渡辺理恵

協力: 東京バレエ学校

◆上演時間◆
プロローグ・第1幕 15:00~15:45
休憩 15分
第2幕 16:00~16:40
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「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」@横浜そごう

2013年08月09日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


すごくすごく良かった!
幽霊画は主に肉筆。
円山応挙筆、伊藤若冲、歌川国芳、月岡芳年、河鍋暁斎など
なだたる画家の作品がずらずらーーーっと並んでいます。
繊細で緻密な線で描かれた絵は
美しくて儚くて恐い。
恨みの表情には、
人間の業の深さが表れている。
そこまで恨まれるようなことをしたのか
そこまで恨まれるようなことをされたのか
そこまで恨みに思うのか、
理由があって、結果がある。
それを窺わせる世界がありました。

気合いを入れて描いた作品以外にも
即興で描かれたと思わせる作品もあり、
簡単な線なのに迫力があり
名人芸を堪能できます。
また、それだけ「幽霊画」というのが
人気ジャンルだったのもわかります。

妖怪画はカラフルな版画が中心。
とても美しく、どこかユーモラス。

各作品の説明にはキャッチコピーもあり
それがいちいち可笑しい。
そこをつっこむか!とか
すごくツボでした。


納涼にはピッタリなこの展覧会は9月1日まで。
超オススメです!
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「プーシキン美術館展」@横浜美術館

2013年08月09日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)
横浜に行く用事があったので
ついでに頑張って行ってきました。



美しいフランス絵画を中心とした展示は
一般的な「美術館」のイメージそのまんまで
素直に見易い。

私は貴族の奥方の肖像が好きかな。

ゴーギャンの絵は
西欧とは違った時間が流れていて
人生哲学も全く違うのがわかる。
印刷で見ると平坦な印象だけど
生で見ると色彩に奥行きがある。
実に深い。

初期のピカソも涼やかで良い。
我々がよく知る画風へ到達するまで
3段階で示しているのも面白い。

目玉のルノワールの絵は
とても愛らしい。
見ているだけでこちらも笑顔になる。

ゴッホが世話になった医師のために
頑張って明るい色彩を用いて医師の肖像画を描き贈ったのに
医師は気に入らず売却してしまった、
という話の絵は、ゴッホが可哀想な気もするし
この肖像画はちょっと辛いぜ、の医師の気持ちもわかるな。

展示作品も良かったけど
子供向けの説明は
大人が読んでもわかりやすくてありがたかった。
ビデオによる美術館の説明や
コレクターの説明も良かった。


革命によって富豪から没収した作品も多くあり、
なんというか、政府による略奪の歴史みたいなものも感じた。


10時ちょい過ぎに行ったら
ちょうど入場が始まったところで
熱い中で待つことなく
10分もしないで入れました。
中に入ってから、券購入と入館に別れるので
あらかじめ券を買っておくとスムーズに入れます。
テレビの特番があったためか
音声ガイドは人気のようでした。
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