日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

建国記念日、陸士入校の日の憶い-66年前の今日-

2010年02月11日 | Weblog
 66年前の今日晴れて午前8時陸軍士官学校に着校した。今朝と同じ寒い朝であったが大泉学園駅から父母と3人で徒歩約40分の校門に入り父母と別れ、栄えの陸士の将校生徒となった。誇りと緊張で胸膨らむ思いであった。帝国陸軍の幀幹としての意気正に天を衝くものであった。国のため一身を投げ打つ気概は既に堅固であった。中隊の宿舎で平素の軍装に着替えをし、中隊前庭に整列、点呼を受け身分が確立したわけである。 29中隊片岡中隊長の第3区隊に配属、平松区隊長の指揮下に入った。当日は身の回りの装具、銃,剣、寝台、衣装棚、勉強机・本立てなどが指定された。名前を付けるべく、日記帳・筆頭・硯箱・文具嚢(計算尺入り)も支給された。さぁ-愈々これで帝国陸軍軍人の一員だとの覚悟が、沸々と全身に漲った次第である。そんな66年前の憶い出が、明確に想起できる今朝であった。
 終戦後は、紀元節が建国記念日となり、紀元節の歌も、昭和15年の紀元2千6百年の奉祝歌も、実にのどかで素朴な格調高い名曲であるが、これらが今、全く(日本国の住民)国民に奉唱されなくなってしまった。あの荘重な歌詞と節回こそ、国民の意識の自覚が振起出来ように!、と思われてならない。私はブログでこの両歌を心静かに聴き,建国を回想し国民たる自覚を固いものにした。すなわち唯今心意気は爽快である。