6月頃なら兎も角、この4月初めで少々不安定な天候は首肯出来るとして、このところの曇り雨の連鎖は、残念至極である。小学生時代とその以降、「降るとも見えじ春の雨」の唱歌も昔盛んに歌ったものである。そんな風情や叙情詩を、このところの驟雨が非情にも打砕いて仕舞っている。今日はそんな訳で朝の恒例の公園散歩は取り止めて、家の中でのボール投げと玩具遊びで、どうにか時間を消費したところである。あと4時間ばかりの午後1時から、本校の入学式が挙行される筈である。凡その祝辞の筋書きは既に頭中にあるが、分かり易く簡潔に表現したいものと考えている次第だ! 早昼飯を摂って午前11時半過ぎに出掛ける事としよう。此処何年か振りか、恐らく5年前に一度有ったかどうかの雨の入学式だ! 新入学生や父兄も、雨具を着て集合し、その後の式への参加で、大変であろうと思う。今日はお釈迦様の日でもある。近くの観音堂では門前に設えた台座に小さなお釈迦様を飾って、参拝者が甘茶を掛ける風習がある。正午前から5年振りの春雪が降り、寒い灌仏会と入学式となった。