日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

上に立つ者の心意気!

2015年04月26日 | Weblog

 昨夜は悪夢を見た。弟子が同卿の者と諍いをしていたが、どちら側にも加賛しなかった意気地無さ。それを嘆き、仲裁は愚か、結果は当方が恨まれる立場に追い込まれた、と言う筋書きなのであった。残念だが仕様が無かった体たらく。そこで目覚めて、感慨を記述したと言う訳である。

 上に立つ者は「須く私憤は不可なり」である。今後絶対に「私の憤り」はあってはならぬと覚悟したところである。今まで上長の立場から、時に、公憤を口に挟んだ事があったが、私憤は公には出来なかった意気地無さだけではなかった。しかし私憤の背後には、人間関係を考慮して我慢の為せる技である事の方が多い。しかし家族に於いては、家長は夫婦相和し、どんな場合でも我が侭で怒ってはならぬと覚悟した次第である。学校に於いても、会議や協議の際、理不尽な事態が起こっても冷静に対応し、過激な言動は無論の事、上長として怒っては駄目である。最期の断は吾が職責に有る。皆が協力して支え合っている事を考えれば、私憤は許されない。今後はどんな場合でも、家長・理事長の立場で、「九仞の功を一箕に厦く」ことの無いよう努めねばならない。今迄の89年間の労苦が、無駄で非合法になって仕舞うだけである。人生最後の仕上げを有終の美で飾ろうと思う。