今日は昭和の而も快晴の佳日である。昭和天皇は謹厳実直なお方で、それこそ激動の昭和時代を国の方向を決められた聖断は正に偉大であり、薨去後本年で28年を経過した訳である。今日から連休が始まる人が多いが、凡そ100年の辛酸をへて、今日の日本が存在していることを皆が肝に銘じなければならないと思われる。娘が母親の見舞いに今日午前京都から新幹線で泊まりがけの2度目の訪院である。娘、息子、私も共に医師であり乍ら母親の期待に応えられる様、出来るだけの総力を結集して、今日まで見舞いがてら面倒を尽くして来た。東京駅から娘が、自宅から私が家をでて、病室で3人が出会える日でもある。楽しく歓談できて病態が移送回復に向け進展するであろうと期待している。メイは良い仔で缶詰を全部平らげ、今は絨毯の居間でゆっくりと憩いを取って居る。昨日と異なりすっかり天気も回復して幸いである。家内の病状も回復を示し、昨日径鼻腔胃管も外れ普通の願望となり、今日正午には術後最初の経口食事も開始されて、目覚める程の手順で身体回復は、恐らく今後目覚ましいものが有るであろうと期待されている。大きな進歩の日であった。