まだメイが逝ってから初七日が過ぎたばかり、寝ていて思い出したが、それは娘が撮影した写真であった。寝室の奥からそれを発見した。急ぎ額を磨いて居間に飾り直した次第である。額縁は汚れ止め金の錆が写真の裏紙に跡を残して、さすが16年余の年輪が数えられよう。在りし日の懐かしい思い出の数々、日毎の動作の中で、ついつい回想が重なってならない。若さと運動好きのジャックラッセル、若い人の居ない家には向きませんね!と言われた程の活発なメイであった。思い出は尽きない、帰着するところを知らない。京都、奈良、伊豆、赤沢、加須、不動岡、菖蒲、近くは世田谷公園、駒繋神社・公園、子の神公園などなど、いつも一緒に連れ添って、運動にお散歩に一緒だった! そのメイが、今此処にもう居ないのが、寂しくて堪らない。心から冥福を祈っている。