去り行く晩秋そして迫っている霜月のうすら寒い朝、一際朝夕の寒さが感じられる季節であると思う。家族にとっての変化は、私かワン子を再び迎えて一緒に生活を愉しんでいる事柄だけであり、他の人から見れば左程の変化はない。だがしかし、二人?の生活それは、平凡そのものに、嬉しく騒がしい突飛も無い変化も起こり、それが長く続くと言う事である。些事ではあっても真面に平和に静かに楽しく過ごせることは、本当に貴い事なのである。今日の午後の束の間の昼寝に際しても、メイは布団に飛び乗り誘うと蒲団に潜り込んで、私に寄り添い寝ることに気づいた次第である。添い寝を愉しみ進んで布団に入って来て、一途に主人を慕う心意気が、たまらなく嬉しかったのである。もう私を完全に主人と思っているメイの思いが確認できて、画期的であり、それはそれは堪らない喜びであったのである。娘の養育から戻って25日目の出来事であった。今夕は、医師の孫が来訪して夕餉を一家で、楽しく美味しく頂いて良い思い出となった次第である。