ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

エコツアー体験記2017:日本に帰ってきた途端、逆カルチャーショックとの戦い...

2018年01月23日 | 6. エコツアー参加者の声

引き続き、2017年12月のエコツアーの参加者(Y2さん)の声です。

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ロンボク島での9日間…。

心の底からあんなに笑ったのは、いつぶりだろう。

今、改めてロンボク島での日々を思い出すと、そんなことを思います。

 

人の温かさ…。

2時間以上遅延している乗り継ぎ便を待つジャカルタの空港で、たまたま出会ったロンボクの方。

日本に技能研修生として来ていたという彼は、「自分が日本にいた時に、たくさん日本人に助けてもらった」と、晩ご飯を食べていなかった私たちにパンを買って来てくれました。

貴重品が全て入ったバッグをお店に忘れた時。

運転手のパマンさん、ジュニさん、お店の店員さんをはじめとするたくさんの方々のご協力のおかげで、バッグの中身も全て戻ってきました。

 

そしてランタン村の方々の心遣いと温かさ、そして笑顔。いつも心の中にあります。

温かさや笑顔の連鎖が起き、その場にいるみんなが幸せになれる。そんな場所でした。

Jalan jalan(散歩)しながら村の自然について教えてくれたり、農作業体験をさせてくれたり、kelapa(ココナツ)を取ってきてくれたり、川で洗濯や水浴びをしたり、伝統的な衣装を着せてくれたり、ジルバブをつけたり、結婚式へ連れて行ってくれたり…。

(↓ これはカカオ)

(↓ こちらがココナツ)

(↓ 村に設置されたプラスチックボトル専用のごみ箱)

 

(↓ ホストファミリーのみなさんと)

(↓ 飛び入り参加した結婚式で)

雨が止むのを待つ時間も、毎食後のティータイムも、限られたインドネシア語の単語とジェスチャーだけでコミュニケーションをした時間も…。

何気ない日々の暮らしが当たり前のように、村の自然や人と結びついていて、そこにある「つながり」の全てに支えられていた生活でした。

 

そんな村で出会った同年代の若者たち。

子育てや自分の村を少しでもよくしていこうと活動している様子は、とても活気に満ちていて、今後の生き方を考える私に、大きな刺激を与えてくれました。

 

日本に帰ってきた途端、待っていたのは逆カルチャーショックとの戦いでした。

水が流れるトイレ、きちんと整備された道、簡単につながるネット環境…

高いビルや人工物に囲まれた街並み…

自然や人から切り離されてしまっている生活…

あんなにゴミ問題について話し合ったのに、必要のないゴミを、ロンボクでの生活以上に出してしまう生活…

確かに日本での生活は、とても便利かもしれません。しかし、その中で違和感を感じ、息苦しさを感じてしまうのも事実でした。

目を背けたくなるようなたくさんのジレンマを目の当たりにし、改めて今後何ができるのか、何をしてかなければいけないのか、考えていこうと思いました。

 

全くわからなかったインドネシア語。生活の中で少しずつ覚えていきました。

Saya mau pergi di Lombok.

またいつか、ロンボクへ行きたい。その時には、今よりもインドネシア語を身につけて…

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Y2さんが参加したツアーの報告もご覧ください。

報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦報告⑧…(まだ続く)

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想Mさんの体験記

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