yukarikoの好きなもの
旅の写真や思い出
PCでの雑感を並べました。
 




7月下旬に草津烏丸半島の蓮の群生を見に行きましたが、
同じような朝の清々しい蓮池の様子を描写したぴったりの漢詩を
サンケイ新聞で白雪梅さんが解説をして下さっていたので
お借りして、抜粋、UPしました。

※また、それぞれの写真をCRして頂くと「画像遊び」をご覧頂けます。
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「野塘・やと」韓アク(八四二~九二三頃)

  [侵暁乗涼偶独来]
  [不因魚躍見萍開]
  [捲荷忽被微風触]
  [瀉下清香露一杯]

早朝、涼を求めて気の向くままに独りで
野の池のほとりまでやって来た。

魚が跳ねた訳でもないのに、
水面がすっと分かれた。

それは、そよ風になでられ、
くるりと巻いた荷の葉が
中に宿っていた清らかな香を含む露を
さっと水面へ注いだからだ。


   (白雪梅の詩境悠遊より 解説・白雪梅)



清々しい朝の空気の流れ、荷葉(蓮の葉の事)の瞬く間の動き、水晶のような朝露が

キラキラと輝きながら蓮葉の上から水面へとこぼれ落ちる音、

優しい風と共に漂ってくるほのかな荷香…繊細な詩人だからこそ

発見できた、美しい自然の織り成す豊かな趣は五感に響きます。

…白雪梅の「詩境悠遊」より…


草津烏丸半島の蓮の群生遠景と妙蓮公園の蓮
琵琶湖岸
草津烏丸半島
入江一杯に
咲く自然の
蓮の群生
(遠景)
六百年前より
守山大日堂の
妙連池に咲く
不思議な蓮



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