庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

満開のヒガンバナを楽しむ

2017年09月17日 | 庭の花たち

ヒガンバナが満開になりました。雨が降ったりやんだりの中、庭の満開のヒガンバナを楽しみました。

第一群は築山の北側です。

毎年最初に開花する場所ですが、今年は庭中一斉に咲き始め、ここはむしろ出遅れました。

縁台のほうから見ると、大きくなったヤツガシラの葉柄の間にちょっこと見えます。ヤツガシラの収穫が楽しみです。

第二群はブロック塀の傍のシロバナマンジュシャゲです。去年いつも町内をパトロールしている方に一部の球根を差し上げましたが、花数は全く変わらずです。

白花は赤花よりも開花が遅いのですが、ここは赤花の一番花と同時に開花しました。もう盛りを過ぎはじめています。すぐ近くにセツブンソウが毎年咲きます。

第三群は瓦㟴を敷き詰めた第二駐車場とブロックの間です。

ここのキクイモの背丈が毎年3Mを超えます。まだ花が咲いていません。キクイモはイヌキクイモよりも花期が若干遅いです。またテリハツルウメモドキもあって、今年はたくさん実をつけています。晩秋が楽しみです。

第四群は築山の南側です。初期のころから植えられた赤花は球根が混みすぎたためか、今年は花数が少ないです。両側に白花も咲きました。

ここは梅の佐橋紅、サツキの白花。マンネングサ、マキエハギ、イトススキ、ワレモコウ、ミセバヤ、ユーパトリウム、コムラサキシキブ、シロミノコムラサキ、ノジギク、シマカンギク、サザンカ、ノシランなどなど盛りだくさんです。


第五群はサルスベリの根もとです。この株は神奈川県産です。

ここにはサルスベリの他、シマサルスベリ、アヤメ、キンミズヒキ、ホトトギス、フキなどがあります。

第六群は旭山という桜の根元です。この桜は前の持ち主のものです。キリンソウ、ウスイロツユクサ、シモツケなどがあります。

ここの赤花は例年は早く開花するのですが、今年は花数が少なく元気がないです。白花はすこぶる元気です。

手前の赤花と白花が第六群で庭への小道の向こう側の白花が第七群です。

第七群の近くにはビックリグミとカラタチ、カラタネオガタマ、オケラ、ヤブランなどがあります。


第八群は第七群の背中合わせの近くです。トベラ、チェリーセージ、ビョウヤナギなどがあります。

ここのチェリーセージは20年くらい前に横浜の方が下さったもので、4月から12月まで咲き続けます。

第九群は庭の角にあります。

ここにはナギイカダ、ナワシログミ、オタクサなどがあります。

第十群はモミノキの近くです。

ここにはアヤメや開花中のゴショミズヒキがあります。

第十一群はアケボノアセビの近くです。

今年もっとも元気な赤花です。サンショウ、ビナンカズラ、シキミも近くに有ります。右の白花は第十二群です。

第十二群はオオツワとオニヤブソテツにおおわれています。

白花ですが少し赤っぽいです。さらにここに黄花のショウキズイセンが遅れて咲きます。

第十三群は第一駐車場の西側です。

中央に白花、両側に赤花があるのですが、日当たりが少ないためにか、今年は赤花に元気がありません。息子が小学校入学時に植えた桜(オオシマザクラか)の老木とマルバグミ、サツキ、トベラ、謎の八重咲きのウメモドキ、茂木枇杷、シマトネリコ、モクゲンジ、アベマキ?、ニワトコ、アジサイ、カニクサ、シキナリイチゴ、丸葉のイソギクなどなどジャングルです。

第十四群は第一駐車場と母屋の間です。

ここにはクララ、シランなど新顔がいくつかあります。

第十五群は玄関前です。

オタクサ、椿のイースターモーン、ボケ、茂木枇杷のもとでツワブキ、ヤブランも有ります。

第十六群は垣根の内側で、近くにイワギボウシが咲きました。

イワギボウシの向こうにちょこっと赤花が見えます。

第十六群は垣根の内側、クチナシの他ヌマガシワとアカガシの苗、名前不詳の実生苗の木が2種類あります。

第十七群はイチョウの生垣の内側で、セキヤノアキチョウジが咲き始めました。



背景の白が第十七群です。

第十七群の近くにはセキヤノアキチョウジのほかヌスビトハギ、サルトリイバラ、アケビ、サルナシ、ニンジンボク、マルバアオダモ、アワブキ、トキワイカリソウなどがあります。

第十八群はすっかりイワガネにおおわれてしまいました。

そのイワガネの葉を食べている色鮮やかなフクラスズメです。


最後はこれから咲く大型の黄花のショウキズイセンの蕾です。



この黄花のショウキズイセンと赤花のヒガンバナの交雑種がシロバナマンジュシャゲと考えられています。
シロバナマンジュシャゲは見た目もちょうど両者の中間で、花色は純白ではなくて黄色みがあって、ちょこっと赤が混じった花が咲きます。葉の幅も中間で彼岸花の濃い緑色よりも黄色みがあります。
開花時期も中間ですが、どちらかというと赤花の花期に近く、赤花が咲くと間もなく白花を咲かせます。




コメント (4)
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