庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

オオモクゲンジの苗をいただく

2017年09月26日 | たのしい自然観察

水戸市八幡町の祇園寺には大きなオオモクゲンジの木が2本あります。
9月初めの花の時期に訪ねたときのことは「祇園寺のオオモクゲンジ」として先にブログに書きました。
http://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/73550dd99e997956898707c194fe87a6
以来、実が熟したらいただきたいものと何度か足を運びました。


でも落ちている実を開いてみると、まだ真っ白い実ばかりです。
そこで事務所に種が熟したらいただきたいとお願いしたところ、落ちている種は拾ってもよいとお許しをいただきました。また、もし発芽苗も見つかったらいただきたいと厚かましいお願いもしましたところ、苗を採ってもよいとのことでした。

鐘楼の近くのオオモクゲンジの下を見て回るとありました。でも、葉に切れ込みがあって柔らかそうな葉はオオモクゲンジというよりも、モクゲンジの葉そのものです。近くにモクゲンジの木はないし、苗はオオモクゲンジの木の下付近だけにかなりまとまって生えています。オオモクゲンジにまず間違いないはずだがとちょっと疑問も残りました。

これは6月に咲いた庭のモクゲンジです。

これは9月に花の咲いている祇園寺のオオモクゲンジです。
葉を比較すると、オオモクゲンジは全縁で葉に切れ込み、鋸歯がありません。というわけで祇園寺の苗はモクゲンジか?と疑問に思ったわけです。


これは庭に生えてきたモクゲンジの実生苗です。発芽3年くらいの苗で、笠間市のお寺さんへ差し上げた苗です。

そしてこれが祇園寺のオオモクゲンジの木の下にある苗です。どう見てもモクゲンジのようです。
それでオオモクゲンジの苗についてネットで調べましたらありました。オオモクゲンジの苗はモクゲンジのような葉であると写真もあり、まるでモクゲンジの葉とよく似ています。

拾ってきた種の中にかなり黒くなったものが一粒見つかったので播いてみました。(石の穴の中 左側です)発芽してほしいと期待しています。


偕楽園事務所へオオモクゲンジの苗を持って行きましたところ、秋咲の花が少ないので、植えてみたいとのことでした。まだ小さいので当分は苗木畑ですが、成長が早いので数年でデビュウすることになると思います。春咲きのモクゲンジも一緒に植えていただくと、春と秋にと2度同じような黄色い花が咲くので注目のスポットになるのではと密かに期待しています。


コメント (2)
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