海岸で草を植えられそうな石を拾ってきて、小さな草を植えて楽しんでいます。
鉢の底穴をふさいで水を貯めた鉢に小さな草を植えた石を置いてみました。石は鉢の水を吸収していつも濡れています。
この石のメーンの草はヒメオニヤブソテツです。海岸の潮のしぶきが当たるような岩に着生しているオニヤブソテツの中では一番小さいものです。
鉢を湿地にみたてて、トモエソウも植えてあります。
そのほか岩場に生えているイトラッキョウ、マメヅタ、ホシザキユキノシタを石につけました。これらが根付いてくれたら、岩に着生した自然の状態に近い趣が出てくるのを期待しています。
ただの丸っこい石です。鉢(鍋)の中に立てて、石が水を吸い上げて、石につけた草が生きるしかけです。
真ん中のくぼみにヨーロッパマンネングサを植えてみました。NZクライストチャーチの山で岩の上にヨーロッパマンネングサが着生していたのを思い出します。
3つ目は小さな穴がたくさんある石です。鉢(鍋)に水を張ってその中に置いて、石が水を吸収して、石の穴に植えた小さな草木が生きる仕掛けです。下のほうにはノギクの実生苗を。
さらにナンテン、トキワサンザシの実生苗です。このあたりまでは石が水を吸い上げてくれそうです。
石の頂上付近にはクサハナビです。クサハナビは北米の岩場にある草本ですから、気に入ってもらえるかなと勝手に期待しています。
ヨーロッパマンネングサも上のほうに植えました。ここまでは水が吸い上げられ無いようです。乾燥した場所が好きなマンネングサとクサハナビですが、時々は水をかけてやらねばなりません。
この石は何かインターナショナルな感じがしてきました。
果たしてこれらの草木が石に根付いてくれるでしょうか。根付いて花をさかせたり、紅葉したりしてくれるのを楽しみにしています。