これはダイオウマツが発芽して3日目の様子です。
徳川ミュージアムのダイオウマツとテーダマツの種を拾ったのが11月21日です。この時にダイオウマツとテーダマツの特徴を調べたことをブログに乗せました。
このダイオウマツとテーダマツとはサンフランシスコ条約調印の時に記念に持ち帰ったもので、後継樹の育成が望まれています。
そして翌日22日それぞれの種を蒔きましたが、なお23日にも蒔き足しました。
それは22日には蒔いた種に土をかけて見えなくなるようにしましたが、23日は土の上に種をおいただけにしたかったためです。
その結果23日に土の上に置いたものが、7日目の11月30日に発芽しているのを確認しました。この写真からは前日の29日(蒔いてから6日目)にはすでに発芽していたものと思われます。
こんなに早く発芽したわけは、
毎朝朝日を当てていたこと、
夕日にもあてて鉢が冷えないようにし、
夜は廊下に置いたことなど、光と温度と湿度に気配りしていたことが功を奏したものと思われます。ところが発芽したのは1本だけです。
残しておいたダイオウマツの種を割ってみると、殻の中に米粒くらいの粒があります。この状態なら発芽するのですが、
このように粒の入っていない殻だけのものがかなり含まれていることがわかりました。
これでは発芽しません。
そこで12月3日にさらにちゃんと粒が入っているダイオウマツの種を蒔き足しました。
天気予報では今週は気温が低くなるので、鉢をガラスの板で蓋をして、保温と保湿対策をしました。果たして何日で発芽するでしょうか。
最後は本日12月4日現在の発芽一号の生育状況です。
課題はこの発芽苗が病気にならないで幼苗時期を無事に過ごすことです。
もう一つの課題はテーダマツの健全な種を探して蒔くことです。
強い生命力です。比較なさるのも、研究熱心でいらっしゃいます。