庭の紅冬至が今日昼過ぎに開花しました。
12月下旬は氷点下の朝が続いて、その後は暖冬で老人にとっては過ごしやすい正月となりました。
早咲きの梅の木は、氷点下の朝の後1週間くらい暖かい日が続くと咲き始める木が多いので、正月明けには梅が咲くものと考えていました。果たして昨日庭の紅冬至を見ると1輪だけですが開き始めていました。
視力が衰えたので、ただ漫然と梅の木を見上げただけでは、たった一輪だけの花を見つけることができなくなりました。咲いているはずだと目を凝らしてみて初めて見つかりました。矢印の先です。
昨日のまさに咲かんとしている紅冬至です。咲き始めはピンク色ですが、開花してからは徐々に白くなってゆきます。
偕楽園の梅は12月にわずかばかりの開花を確認していましたが、さらに咲いた梅の木があるはずと、出かけてきました。
歩行速度も遅くなり、坂道が多く早咲きの梅の木をすべては確認できませんでしたが、7本の梅の木に花を見つけることができました。
田鶴鳴梅林の初雁です。初雁は見本園では12月に咲いていたそうです。
田鶴鳴梅林旧国道脇の八重寒紅です。
本園東門手前の南崖橋下の八重寒紅です。
本園東門大通りの八重寒紅です。この梅の木は12月から咲いていました。
本園見晴広場の八重寒紅です。まだ十分に開花していません。この梅の木はここ10年ほどは本園では最初に咲く花のひとつですが今年はやや出遅れています。
本園の中心部東梅林の冬至梅です。この場所は本園中心部にある十字路南東側で、対面の北西側の西梅林の冬至梅のほうが早く咲くのですが、今年はまださいていません。
本園見晴亭裏側の冬至梅です。
この他回り切れなかった猩々梅林、窈窕梅林、吐玉泉下などにも数本は開花していると思われますので、100種3000本のうちの10本あまりの梅の木に花が咲いていると思われます。推定開花率0.3%ですね。
尚偕楽園の開花情報は12月に本園東梅林での1本だけと発表されたままで、正月明けの発表はまだありません。
この他二季桜、十月桜がかなり前から咲いています。
見晴広場の二季桜 この木はかなり枝が枝垂れています。
表門前の十月桜です。
また吐玉泉下のスダジイの大木が伐採されていました。常緑のスダジイの大木は広範囲に茂って、かなり広い部分が日当たりが悪くなっていました。
かつてのスダジイです。
このスダジイの下に見事な花を咲かせる紅千鳥があります。
かつてスダジイが大木になったため、スダジイの茂みの下にあった紅千鳥は、日照時間がかなり少なくなって、その上水路の近くに植えられたために、土も水分過多で元気がなかったのですが、けなげにも花だけはかわいい花を咲かせて見る人に感動をあたえていたのでした。
数年前には私も梅の管理者にスダジイの強剪定を提案したことがありましたが、偕楽園は国の史跡及び名勝に指定されているとのことで、樹木の伐採を簡単にできないとのことでした。そのスダジイが根もとから伐採されて、景色が一変していました。
紅千鳥にとっては日当たりがとてもよくなりました。ますますよい花を咲かせることが期待されます。