庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

偕楽園の梅 花をつけた10本目と11本目

2018年12月14日 | 水戸の梅

今日もミスター偕楽園 吉田さんから梅の開花状況を教えていただきました。ありがとうございます。
出かけるのが遅くなってしまいました。夕闇迫るころに行きました。
写真の中央の黒い木が10本目の八重冬至です。早咲きで記念撮影スポットとして人気のある場所です。
木の高いところに花が咲いているとのことです。けれども視力の衰えた雑草には見えませんでした。


ようやく白いものを見つけました。でも写真に撮ってモニターを見るとイラガの卵みたいです。


仕方なく良く見えそうな下のほうの枝を見ていると、白い花弁が見え始めた膨らんだ蕾を見つけました。


背景の紅葉に焦点が合ってしまい、まったく写りません。でもこれはこれできれいな紅葉です。


ようやくとらえましたが、何度撮ってもピントがいまいちです。紅葉を背景にした梅花も風情がありますね。
フラッシュでは背景が暗くなってしまうので、LED懐中電灯で照らしました。このあたりの花が紅葉の残っているうちに咲いてほしいです。

大きく膨らんだ蕾もたくさんあります。まもなく開花宣言できそう。でも明日からも寒さが続きそうなので、足ふみ状態が続きそうです。

明日は明るいうちに来て挑戦してみましょう。

11番目の梅の木は田鶴鳴梅林です。

こちらは低い場所なのですぐに見つかりましたが、もうかなり暗くなってしまいました。

後ろ姿も記録しました。



月と花を撮ってみました。


振り返ると好文亭がライトアップされていました。田鶴鳴梅林の芝生からでした。




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ナツメヤシの発芽苗とマツバゼリ、ハキダメギク

2018年12月13日 | たのしい自然観察

ナツメヤシの発芽苗2鉢。
左は2017年6月5日に蒔いて6月27日~7月4日に発芽を確認。7個中5個発芽。22日~29日で発芽。
右は2018年4月22日に蒔いて7月8日に発芽を確認したものです。1個中1個発芽。47日で発芽。
いずれもデーツという乾燥したナツメヤシの実の果肉を食べた後の種を蒔きました。

デーツ 乾燥したナツメヤシの実 
果肉は干し柿によく似た味がします。

ナツメヤシの種 デーツの果肉を食べたあとのものです。

さて、発芽日数が2017年は22日から29日ですが、2018年はおよそ2倍の47日でした。
これの主な原因は2017年はイスラエルで入手したものをすぐに蒔いたのと、2018年は日本国内またはアメリカで販売されていたもので乾燥が進んでいたためと考えられます。


2017年のナツメヤシの発芽苗は5本発芽に成功し、4本は知り合いの教会などにさしあげましたので、手元には1本だけです。その鉢にマツバゼリが発芽しました。これは今年5月ころからマツバゼリの鉢をナツメヤシの近くに置いたのでこぼれ種が発芽したようです。
 マツバゼリに花が咲いているときの葉より、冬季の葉はやや幅が広いようです。

マツバゼリの花 2018年5月


一方2018年今年発芽したナツメヤシの鉢にはハキダメギクが咲きました。鉢土の中にハキダメギクの種が混じっていたと思われます。
ハキダメギクとは何と哀れな名前でしょうか。
掃き溜めに鶴 といいますが、ハキダメギクの白い花弁は丹頂鶴が舞っているときの羽根にも見えますね。これからはハキダメギクをツルマイグサともいうことにしたいですね。
ツルマイグサ ツルマイグサ  いい名前です。
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ダイオウマツ発芽苗のその後

2018年12月13日 | たのしい自然観察

11月30日に発芽を確認したダイオウマツの今日13日、およそ2週間後の姿です。寒い時ですが順調に育っています。

後続の発芽苗も出てきています。

翼をつけた種からも発芽しました。

浅く埋めた種も発芽してきました。

このダイオウマツは徳川ミュージアムの中庭の大木からさかんに落ちてくる種を拾って蒔いたものです。それを後継樹を作るために試験的に蒔いてみたものです。
後継樹の苗は次のシーズン(来年秋)に実が熟した健全なマツカサを木から採取して、そのマツカサから種を取り出して発芽させることにしています。

テーダマツについても同様にマツカサを木から採って種を取り出して蒔くことになります。


後継樹の苗を植えるのによい場所を7日に森を見てまわり、この場所が候補地に選ばれました。森の中ですが、南側が開けています。平地の先端部分が風もよく通るのでよさそうでした。


カラスザンショウ

ウラジロ
近くにはこのあたりではほぼ北限の比較的珍しいカラスザンショウとウラジロがありました。
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偕楽園の梅 9本目の梅の木に花が咲きそうです

2018年12月11日 | 水戸の梅

今シーズン花をつけた梅の木はこの水心鏡が9本目になります。場所は猩々梅林のほぼ中央です。この蕾も吉田さんに教えていただきました。吉田さんいつもありがとうございます。


この花は12月7日に見つけた7本目あらため8本目の窈窕梅林の花です。このところ寒い日が続いているので、見つけたときとほとんど同じ状態です。
このほかには田鶴鳴梅林で2本、本園で2本の梅の木に花を見ることができます。とはいえいずれの花も寒さにやっと耐えている状態です。

ようやく今シーズン初めて最低気温がマイナスになりました。
水戸気象台の最低気温
7日 7.5度 8日 2.4度 9日 -0.8度 10日 -2.8度 11日 -2.3度
これで梅の開花スイッチが入ったと思われます。
これから暖かい日が続けば5日から10日後くらいには正規の開花があるはずです。
でも、週間天気予報では気温が低めに推移するので、開花までの日数がかかりそうです。
クリスマスまでには咲いてほしいところです。


苗木畑側から本園西梅林に覆いかぶさるようなクヌギの大木です。昔の絵図面ではこの付近は栗林があったようです。苗木畑側に向いている大きな木はコナラです。

左側の大木はコナラです。右側がクヌギです。
竹垣の向こう側が苗木畑です。梅の剪定見学会で梅の保有品種数195種が案内されました。そのほとんどをここで育成中です。


南崖の梅の木、長谷川絞が切られていました。まだ若い木で元気だったのですが、急に枯れてしまったそうです。またこの松の木の向こう側にあった水心鏡も1年前だったか切られてしまいました。この斜面は上の見晴らし広場に入り組んだちょっとした谷です。松は元気なのですが、梅にとっては残念ながら良くない場所のようです。





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ミツバベンケイソウは 無性芽が発生しないから発生するへ

2018年12月11日 | 庭の花たち

 庭のミツバベンケイソウ(茨城産)に今年も無性芽が発生しました。初めて無性芽を確認したのは2007年12月でした。
 植物図鑑にはミツバベンケイソウには無性芽の言及がありません。また茨城の山のミツバベンケイソウには無性芽は発生しないというのが、数年前までの茨城生物の会の常識でした。
でも、庭では発生するのでした。

そこで、茨城以外では無性芽の発生事例があるかを2011年に植物園に問い合わせたり、ネットで調べたところ、いくつかの事例があることがわかってきました。

例としてはコモチミツバベンケイソウがあり新種登録されていました。
「1985年9月、山梨県の北岳に登った際、ミツバベンケイソウが一斉に茎の節にむかごをつけているのに気がついた・・・・このむかごをつける型は、サハリンの標本でも確認できたが、果期にきちんと観察すれば、さらに産地は増えるものと思われる。」と説明されています。

 またミツバベンケイソウによく似たあるいは同じもの?でチチブベンケイというのもあります。これは葉腋にむかごが発生するもので、1950年、長野県御座山で発見されたものです。
 さらにコブクベンケイというのがあって、葉腋のほか花穂にもむかごが発生するもので、1986年、長野県奈川村で発見されたものです。


庭の茨城産のミツバベンケイソウに無性芽が発生するのだから、茨城の山のミツバベンケイソウにも無性芽が発生しているに違いないと考えて、2017年1月3日に奥久慈の自生地を探し回ったところ、果たして無性芽を発見したのでした。
 2017年1月6日付ブログ「ミツバベンケイソウの無性芽(むかご)を確認に奥久慈へ」に詳しく書いてあります。





このように以前はミツバベンケイソウには無性芽が発生しないと考えられて、無性芽が発生したものは別種として扱われてきましたが、今はミツバベンケイソウには無性芽が発生するという風に変わってきました。コモチミツバベンケイソウは少なくともシノニム扱いされているようです。
 ただし、雑草はチチブベンケイとコブクベンケイについてはミツバベンケイソウと無性芽以外に違いがあるのかどうかについて詳しいことを知りません。
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今シーズン初めての零下 庭の花たちの様子は

2018年12月10日 | 庭の花たち

アカハナワラビの葉っぱ。今朝の水戸気象台の最低気温がいきなりマイナス2.8度と今シーズン最初の氷点下を記録しました。
寒さとともに少しずつ緑色がなくなってきていたが、急に真っ赤に。


アワコガネギクが寒さでしおれています。アワコガネギクは寒さに会うと花が白っぽくしおれます。


シマカンギクは寒さに会うと赤っぽくなります。同じ黄色い菊でも枯れるときは紅白に分かれます。


この小菊はご近所からいただいたもの。黄色い花をつけているときはシマカンギクによく似ていたのですが、寒さに当たってしおれても赤味がでてきません。何者でしょうかね。


カエデの紅葉と干し柿。

干し柿が食べごろになりました。油断するとヒヨドリに食べられてしまいます。


柿の木に残した木守柿。鳥が食べ始めました。


キチジョウソウとジャノヒゲが色づきました。対照的な色です。

キチジョウソウ

ジャノヒゲ


テリハツルウメモドキ 実が赤くなっても、葉は枯れずにいまだ緑色です。

続々と実が赤くなってゆきます。


白花で八重咲のウメモドキの実が真っ赤になりました。ウメモドキはたくさんの実をつけるのに、この白花八重咲は枝に1個だけです。


マンリョウが真っ赤です。


ムサシアブミも負けじと真っ赤です。


サネカズラの実は真っ赤を通り越して黒くなってきました。

完熟のサネカズラを鳥が食べてしまいます。


ノシランも色づき始めました。1月にはジャノヒゲのような瑠璃色になります。


ヤブランは真っ黒です。


ノコンギクは一層紺色が濃くなりました。


真っ白な椿は今朝の寒さにひとたまりもありません。


イースターモーンがフライング。花弁が寒さで焼けました。
イースターモーンは復活祭(イースター)のころ咲く椿の名花で、復活祭の朝と名付けられた椿です。
毎年3月から4月にかけて咲くのです。それもここ5年ほどはイースターが早いときはそれなりに早く、遅いときはそれなりに遅く咲き始めていました。それが今シーズンはすでに花弁を見せ始めたもんがあります。ちなみに今度のイースターは4月21日と遅いのです。

水戸の寒さには耐えられそうにないと思われる草木は廊下に冬ごもりさせました。

出島の木 ナツメヤシ ニッケイ シュロガヤツリ ベンケイソウ キンチョウ シンビジウム マユハケオモト ジャカランダ ハマユウ クンシラン ボタンボウフウ タマシダなどなどです。

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紅葉と梅花 7本目ではなく8本目でした

2018年12月09日 | 水戸の梅

昨日ブログしました「7本目の梅開花 明日8日(土)ウメの剪定見学会 正規の開花予想は」でアップしました梅は、実は今シーズン8本目でした。紅葉をバックにしての7本目あらため8本目の梅の花です。

12月1日に吉田雅夫さんから「いよいよ、南崖も開花です。」とコメントいただきながら、7本目の花を確認できていませんでした。申し訳ありませんでした。
本日吉田さんに南崖の梅の木に連れて行っていただきました。残念ながら花を見つけることができませんでした。この時期の花は足が速いようです。そこで吉田さんのスマホの梅の花をデジカメしました。

すみません見ずらく撮ってしまいました。これが7本目の梅の花です。


この写真のお方が窈窕梅林で8本目の梅の花を撮影中の吉田雅夫さんです。紅葉を背景にした梅の花を撮りたかったのですが、8本目にしてようやく念願かないました。できればもっと近くにカエデの紅葉があるとよかったのですが。


本園内のチャボ冬至は新しい花が咲いていました。

萼もちゃんとした形と色です。ほかにも咲いていますので、まもなく正式の開花となりそうです。


隣の八重寒紅も咲いています。
今日は雲が多いので、雑草は見つけることができませんでした。ちょうど栃木県の西方からいらっしゃったお客様に見つけていただきました。
私も栃木の出身で国道293号線でつながっています。ご親切に花を探してくださったお客様に懐かしく故郷を思い出しました。ありがとうございました。梅まつりにはぜひもう一度ご来園をしていただきたいです。

東門から南崖橋付近の紅葉がとてもきれいです。本格的な寒さももうすぐです。最後の名残の輝きです。














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名工による梅の剪定見学会

2018年12月09日 | 水戸の梅

12月8日(土)偕楽園の猩々梅林で茨城の名工による梅の剪定見学会が行われました。

茨城県造園建設業協会(茨造協)のえりすぐりの名工

午前の部の始まり

梅の木の管理について説明











午後も行われました

配布された資料

梅の剪定手引書 これを見れば迷工も名工になった気分

参加者に配られた剪定した紅白の枝の花の咲かせ方

偕楽園の梅の管理 環境にももちろん梅の木にも優しい管理方法

苗木畑をも含めた梅の品種数 現在接木中の例えば朱鷺の舞などは含まれていません。

偕楽園の梅がいつまでもきれいな花を咲かせ続けてほしいですね。
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7本目の梅開花 明日8日(土)ウメの剪定見学会 正規の開花予想は

2018年12月07日 | 水戸の梅

明日12月8日(土)は好例のウメの剪定見学会です。場所は昨年の本園東門付近とは違う場所です。
公園センター近くの猩々梅林です。
午前10時からと 午後1時半からの2回です。

偕楽園で今シーズン7本目の梅が咲きました。

7本目は最も南側の窈窕梅林です。暗くなってからの撮影でボケてしまいました。

横から見るとやはり萼が大きめで緑色ですね。やはり狂い咲きの要因が大です。

この梅の木です。斜めに曲がって幹がY字形です。

角度を変えてみます。下にスイセンがあるのが目印です。
そのほか、田鶴鳴梅林では先にブログした5番目と6番目に開花した梅の木2本にまた花が咲いています。
ウメの剪定見学会の後でご覧ください。

田鶴鳴梅林で先に咲いた2本の梅の木の花です。ますます暗くなってボケボケの写真です。



この木は猩々梅林から花追い橋を通って田鶴鳴梅林に入った東屋の近くです。




こちらの木は田鶴鳴橋寄りのヤドリギのついたエノキの近くです。
明日は雑草もウメの剪定見学会に行きます。梅の花をご覧になりたい方はご案内します。


 先の梅の開花予想では12月8日ころ、ちょうどウメの剪定見学会に開花と思ったのです。
残念ながら、正規の開花が予想より遅れてしまいました。言い訳は、最低気温が思うように下がらなかったことです。予想気温2度よりも下がればと思ったのですが、そうは行きませんでした。

次の開花のチャンスは、

水戸地方の週間天気予報です。最低気温が10日と11日が1度。13日が零度です。
予想通りに気温がさがるなら、12月20日ころには開花すかもしれません。クリスマスには咲いていることでしょう。
候補地は八重咲の紅色 八重寒紅は猩々梅林と窈窕梅林。
一重の白色は本園内の南崖と東門通りと早咲き十字路です。いよいよ探梅の時期になります。
今シーズンは予想外の梅の木にも咲く気配があります。今シーズンはおもしろい探梅になることでしょう。
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庭の木々紅葉黄葉 天然記念物の子供ムクロジ 親父が種を蒔いたイチョウ 前の持ち主のサトザクラ旭山 新しいシマサルスベリ

2018年12月04日 | 庭の花たち

ムクロジの黄葉

このムクロジは30年以上前に頂いた小苗です。なんと、今では群馬県甘楽町の天然記念物「高橋家のムクロジ」の子供です。その時は、ビデオデッキの部品を製作されていたので見学させていただいたのですが、仕事よりも庭の草木のお話しが多かったので、そんなに好きならよいものをやるからと、ムクロジの大木に案内してくださり実生苗をくださったのでした。あまりにも大きくなる木なのでたじろぐ私に押し付けるようにしてくださったのを思い出します。
甘楽町高橋家のムクロジについては甘楽町の案内をごらんください。
http://www.town.kanra.gunma.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/kanra/83.html


今年は見事な黄葉です。大木になる木ですから、毎年切り詰めたり、枝を曲げてマタタビとアケビとサルナシの棚に縛り付けたりしています。


イチョウの黄葉

イチョウの生垣の黄葉です。このイチョウの中には親父が生前に実家で種を蒔いた実生苗が1本あります。まもなく40年になりますが、親父の葬儀が一段落した時に、御袋がこのイチョウは親父が種を蒔いたものだと、1リットルくらいの缶に生えている苗を持ってきたものです。以来垣根の高さに切り詰めているが勢いは衰えません。さらに私が種を蒔いたものとともに生垣の一部となっています。


サトザクラ旭山の紅葉

サトザクラ旭山はこの地に引っ越してきたときすでにあったサクラの木です。この旭山は大木にはならずに、昔からこの大きさです。ひこばえが次々に出て来て、一定の大きさになると枯れてしまい、樹形は当時とほとんど変わっていません。




春には見事な花を咲かせます。この花には思い出がたくさんあります。中でも母のこちらでのもっともよい友人になってくれた方がこの花を楽しまれました。


最後はシマサルスベリの紅葉です。この木は九州のネットの友から種を送っていただいた実生苗です。九州のネットの友はシマサルスベリの紅葉を見たことなないとのことです。それは紅葉の時期に気温が十分に下がらないからと思われます。シマサルスベリの紅葉する気温については先にブログに書いてみました。
https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/b8d8b18e140e4057dba0c0b1167ca249
水戸の11月の気温が紅葉の条件に近いと思われます。ということは九州では12月に紅葉するのかもしれませんね。

今年は庭のカエデは早々に葉が枯れるなどで、紅葉が少ない分、これらの木々が紅葉してくれました。

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ダイオウマツの発芽

2018年12月04日 | たのしい自然観察

これはダイオウマツが発芽して3日目の様子です。

 徳川ミュージアムのダイオウマツとテーダマツの種を拾ったのが11月21日です。この時にダイオウマツとテーダマツの特徴を調べたことをブログに乗せました。
 このダイオウマツとテーダマツとはサンフランシスコ条約調印の時に記念に持ち帰ったもので、後継樹の育成が望まれています。

 そして翌日22日それぞれの種を蒔きましたが、なお23日にも蒔き足しました。
 それは22日には蒔いた種に土をかけて見えなくなるようにしましたが、23日は土の上に種をおいただけにしたかったためです。


その結果23日に土の上に置いたものが、7日目の11月30日に発芽しているのを確認しました。この写真からは前日の29日(蒔いてから6日目)にはすでに発芽していたものと思われます。

こんなに早く発芽したわけは、
毎朝朝日を当てていたこと、
夕日にもあてて鉢が冷えないようにし、
夜は廊下に置いたことなど、光と温度と湿度に気配りしていたことが功を奏したものと思われます。ところが発芽したのは1本だけです。


残しておいたダイオウマツの種を割ってみると、殻の中に米粒くらいの粒があります。この状態なら発芽するのですが、

このように粒の入っていない殻だけのものがかなり含まれていることがわかりました。
これでは発芽しません。


そこで12月3日にさらにちゃんと粒が入っているダイオウマツの種を蒔き足しました。


天気予報では今週は気温が低くなるので、鉢をガラスの板で蓋をして、保温と保湿対策をしました。果たして何日で発芽するでしょうか。


最後は本日12月4日現在の発芽一号の生育状況です。
課題はこの発芽苗が病気にならないで幼苗時期を無事に過ごすことです。
もう一つの課題はテーダマツの健全な種を探して蒔くことです。
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