これまでのアメリカ映画だと、正しいことをすればいい、という物が多かったのだが、
この映画は最近の様々な行き詰まりを反映してか、
文化的、風土的にそれでは廻らない中でどうするか?
というのが描かれている。
主役の悪人3兄弟と、それを使う保安官、北部から来たATF捜査官、
さらには、海賊風ギャング団、インディアン・ギャング団など、
タランティーノ風の味付けもしてあるが、全体のストーリーは
「父、帰る」(ロシア、2003年、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)などの
ロシア映画などを思い起こさせる。
限られた現実の制約の中で、出来るだけのことをやらざるを得ない、というところが
他の米国映画と違っている。
治安が悪いが取り締まる予算、人手も限られている中、
そこにおいてどうするのか?という、綺麗事では対処できない話が、
B級アクション映画の中で展開する。
最後に、北部から来たATF捜査官が上司から、
「上手く解決したから、君がここに赴任してくれ」と言われて、
「そりゃないよ」
というところは、リベラル派への注文だろう。
アメリカ人は、自治をすれば得をしそうだから自治を求める、
と言う訳ではないのだろう、と思った。
この映画は最近の様々な行き詰まりを反映してか、
文化的、風土的にそれでは廻らない中でどうするか?
というのが描かれている。
主役の悪人3兄弟と、それを使う保安官、北部から来たATF捜査官、
さらには、海賊風ギャング団、インディアン・ギャング団など、
タランティーノ風の味付けもしてあるが、全体のストーリーは
「父、帰る」(ロシア、2003年、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)などの
ロシア映画などを思い起こさせる。
限られた現実の制約の中で、出来るだけのことをやらざるを得ない、というところが
他の米国映画と違っている。
治安が悪いが取り締まる予算、人手も限られている中、
そこにおいてどうするのか?という、綺麗事では対処できない話が、
B級アクション映画の中で展開する。
最後に、北部から来たATF捜査官が上司から、
「上手く解決したから、君がここに赴任してくれ」と言われて、
「そりゃないよ」
というところは、リベラル派への注文だろう。
アメリカ人は、自治をすれば得をしそうだから自治を求める、
と言う訳ではないのだろう、と思った。