マチンガのノート

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「アウトロー」 監督:クリストファー・マッカリー 主演:トム・クルーズ

2013-10-30 01:10:25 | 日記
小説の映画化ということだが、陰謀の実行の指揮者で
ロシアの収容所を生き残った人物が出てくる。
収容所を生き残るために、凍傷にかかった自らの指を、
自分の歯で噛み切って、壊死によって死ぬことを回避したという事が語られる。
そのように、生き残るために、自らの肉体や、他人を、
単なる道具、物として扱った方が、収容所から出てから、
他人を道具として扱って、他人に危害を加える、命を奪う、
重大な違法行為をするというのは、どの程度、本人の責任と
言えるのだろう?
生き残るために他に選択肢が無い状況で身に付いた行動様式を
単に個人の問題とするのは、物の見方が短期的すぎるのでは
ないだろうか?
ロシアなどの貧しい国の、刑事犯、政治犯を、単なる使い捨ての
道具として扱うということの、長期的影響として見ることから
始めないと、単にその個人の、内的問題として、見過ごされる
のではないだろうか?