マチンガのノート

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日本のジレンマ 4月30日放送分

2016-05-05 13:35:54 | 日記
今回は、教育のディスラプト(崩壊)とかで、
起業家の人とかが、タブレットやネットで
教育に関していろいろ出来る、とかの話。
様々なアイデアに対して現場の教員たちが「理解しない」とか、
「理解させる」などと、教員経験のない人があれこれ言っていた。
ちょっとした思いつきのアイデアを生身の生徒に実験するような事を
軽く提案するのが理解できない。
教育学者が教員はいろいろと生徒のことを生身で感じてるというのに対して、
そういうのもセンサーで測定してデータ解析して対応できる、
と起業家は返していた。
それならば、生徒がこういう態度の時はこうするのが正しいなどと、
研修で教えたいのだろうか?
それこそ人間の多様性や個別性の否定に繋がりそうな発想である。
PISAの学力検査の結果で日本の子供が再び国際的に
上位に来ているとの事だったが、単に、震災と原発事故の
影響で子供もいろいろと考えるようになったのではないのだろうか?
そういうのは実験したりエビデンスを採ったりは不可能だろう。
教育や科学の為の実験として、大災害を起こしたり、どこかの国を
滅ぼしてみたりは無理なわけだから。