摂食障害に関しては、「成熟拒否」「母娘カプセル」などの、心理、精神の疾病の観点から
書かれているものは多い。
しかしながら本書で書かれているものは、「義務と仕事」中心の母親や周囲に対して
いかに本人が、言語にし難い所で異議を申し立て抵抗しているかである。
本人は食べ物とともに愛情を求めても、モノとしての食べ物しか与えられない、
という事がいかに本人に言語以前の所で制約を課しているかが図解されていて解りやすかった。
図で解説するというのは、ラカン派の解りやすく良いところだろう。
母親や周囲の人がどのような人であろうと、その親族の置かれている状況や
社会のあり方で、いかに本人がわからない所で制約を課されることになるかが
よく解る。
乳幼児期やその後の食べ物の与え方というものが、いかに大きな意味があるかが
よく解る一冊である。
書かれているものは多い。
しかしながら本書で書かれているものは、「義務と仕事」中心の母親や周囲に対して
いかに本人が、言語にし難い所で異議を申し立て抵抗しているかである。
本人は食べ物とともに愛情を求めても、モノとしての食べ物しか与えられない、
という事がいかに本人に言語以前の所で制約を課しているかが図解されていて解りやすかった。
図で解説するというのは、ラカン派の解りやすく良いところだろう。
母親や周囲の人がどのような人であろうと、その親族の置かれている状況や
社会のあり方で、いかに本人がわからない所で制約を課されることになるかが
よく解る。
乳幼児期やその後の食べ物の与え方というものが、いかに大きな意味があるかが
よく解る一冊である。