マチンガのノート

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河瀨直美監督の映画について

2017-12-16 21:09:18 | 日記
最初の商業映画の「萌えの朱雀」では、父親(国村隼)が自死し、
「沙羅双樹」では、双子の子供の片方が行方不明になり、数年後に遺体で発見される。
「殯の森」では、事故で子供を亡くした母親(尾野真千子)が主人公。
子供の時に実の親から、年齢のいった高齢の養父母へともらわれていった
河瀨監督にとっては、常に身近な人の死が、自分の周りに漂っていたのだろう。
映画で映される奈良の自然の野山の風景が、変わらないものとして
あるのだろうか。
前作「あん」はハンセン病の高齢者の話だったが、それを経ることにより
生きている人の顔を綺麗に撮れるようになったのだろうか。