異星人に侵略、支配されて9年目の2027年のシカゴを舞台にしたSF映画です。
米国映画によくある異星人と派手に闘う映画ではなく、支配、管理されている米国を
描いた映画になっています。
侵略してくる異星人とある程度闘ったのちに和平を結び、軍隊を解散して
異星人が各国政府を通して人類を統治して、そのもとで企業もメディアも活動しています。
なにかと米国が色々な国を支配して、そのもとでそこの政府が活動するというのは
多かったでしょうが、今回の映画の中では米国も支配の対象となり、
一部の人たちが異星人の監視を逃れて抵抗活動をするところがメインのストーリーです。
この映画が製作された背景としては、やはり、イラクやアフガンで上手くいかなかった事と、
それに続くその後の混乱、そしてそれらに関する様々な事を伝えたメディアの影響が大きいのでしょうか。
この映画の中では、監視を逃れるためにデジタルからアナログにしているなどのシーンが出てきて、
以前にあったヨーロッパを舞台にしたスパイ映画のような世界が、近未来の米国で展開するという、
米国映画らしくない、独特の映画です。
映画『囚われた国家』予告篇|4.3[金]全国公開