出征先のアフガニスタンで戦闘中に負傷して、帰国後に左足の足首の上あたりから
切断することになった米兵だった父親と、その家族のドキュメンタリー映画です。
本人は軍での仕事に充実感と生きがいを持っていたので、ある程度は自分の身に起きたことを
受け入れていきますが、様々な面で家族も影響を受けるという話です。
活字では伝わりにくい米国の帰還兵を取り巻く状況や、価値観、家族の様子などが
伝わってきました。
国のために軍隊に行くことを、高潔な事としている家族ですが、そこには、
「米国は世界で一番の国」という考えがあるのでしょう。
そのような考えが揺らいでくると、世界最高の規模と装備を持つ米軍でも、
意外に弱体化しやすいのかもしれません。
製作はニューヨーク・タイムズ紙です。