米国で団塊の世代が車を購入するくらいの年齢になってきたので、
フォード社は若年層にアピールするため、フェラーリ社自体をを購入しようとしますが
上手く行かなかったので、そのフェラーリ社がル・マンの24時間耐久レースに出ているのに対抗して、
ル・マンに自社のチームを出すことにします。
レーシングドライバーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は’59年のル・マンで優勝しましたが、
心臓病のため引退して、レーシングカーの会社の経営者をしていました。
イギリス人カーレーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)は米国で自動車修理工場をしながら
レースに参加していましたが、経営はうまく行っていませんでした。
そのためフォード社はシェルビーに声をかけ、ル・マン参戦のためのチーム造りを始めます。
シェルビーがドライバーとして引き入れたのがマイルズでした。
感想
劇中、シェルビーがフォード2世をル・マンに出す車に乗せて走ると、
「この車に父を乗せたかった」と、フォード2世が言うシーンがありますが、
フォード社が大量生産を始めた頃の車と、ル・マン用の車を比べると、
変化が大きすぎて、フォード2世も驚いたのでしょう。
それにしても、ドライバーのマイルズ役のクリスチャン・ベールの演技が良かったです。
前作「バイス」でディック・チェイニー役をしているときはかなり太めになっていましたが、
本作では痩せ型の体型で演じていました。
クリスチャン・ベールさんは役作りのため、50キロ台から100キロ近そうな体型まで
痩せたり太ったりしている俳優さんです。