あらすじ
舞台となる2036年の東欧は内戦状態で、米軍が平和維持軍として派遣されています。
海兵隊の小部隊が敵から攻撃を受け、動きが取れないときに、トラックが接近してきたので、
ドローン操縦士のハープ中尉は、上司が止めるのを無視してミサイルで破壊します。
そのため、ハープ中尉は東欧の米軍基地に再教育のために送られます。
AI搭載のロボットのリオ大尉が上官となり、2人で現地の病院にワクチンを届けるという名目で、
敵の武装勢力の情報を収集に行くことになります。
感想
近未来の戦場なので、2足歩行のロボット兵士や犬型ロボットなども登場しますが、
戦闘シーンで使われるのは自動小銃やRPGなどです。
冒頭の米軍の一部隊が、市街地での敵の攻撃により動きが取れなくなり銃撃を受け続けるところは
米兵の感じる恐怖感が伝わってくるところでした。
病院までワクチンを届けに行く途中にもハープ中尉と護衛の部隊は敵の攻撃を受けますが、
ハープ中尉が麻痺状態になるところなどは、実際の米兵などの体験を基にしていそうです。
リオ大尉はロボットなので、単身での戦闘はむやみに強く、拳銃や素手でどんどん敵を倒していっていました。
リオ大尉は自分の計画を実行するために、ハープ中尉を操つろうと、色々と事実を嘘を混ぜて話すので、
最後までどこまで本当のことを言っているのかが解らないという展開になっているのが、
これまでの多くの映画との違いでしょう。
リオ大尉の行動の動機となる考えや、あまりにも敵を簡単に倒しすぎるところの演出がイマイチでした。
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