マチンガのノート

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中世の感染症とデカルトについて

2021-01-26 17:17:49 | 日記

「我思う、故に我あり」の言葉で有名なデカルトですが、16、17世紀に生きた人なので、

それ以前は考える主体という個人のあり方自体があまり無かったのでしょう。

領主や国王、神父や法王などの決めたことを覚えて行うというのが

人の行動の多くを占めていたのかもしれません。

ヨーロッパは中世に黒死病で3割ほど人口が減ったので、農民など庶民の待遇が良くなり、

考える主体としての個人が増えたことで、科学などの学問が発達し、近代化することに

繋がった面がありそうです。

中国は印刷や羅針盤、火薬などを発明していても、ヨーロッパのような経緯がなかったので、

自ら近代化の方へは行かなかったのかもしれません。

そう考えると、中国は豊かになっても中国共産党の認める範囲でしか言論や行動の自由が無いと、

再びヨーロッパなどに置いていかれるのかもしれません。

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