島本理生さんの2018年に直木賞を受賞した同名小説の映画化です。
【あらすじ】
女子大生の聖山環菜(芳根京子)が血塗れで包丁を持っていて逮捕され、
父親を刺したがその理由はそちらで探してくださいと供述します。
そのため、公認心理師の真壁由紀(北川景子)は、彼女と面会を重ねます。
そうしているうちに容疑者と重なるような体験について思い出すのでした。
【感想】
マイルドな展開で、容疑者役も健康的な芳根京子さんが演じているので、
多くの人に自分にも当てはまることとして捉えられそうな内容です。
主演の公認心理師役の北川景子さんですが、控えめの表情の演技が良かったです。
彼女の夫で写真家の真壁我聞役は窪塚洋介さんが演じていますが、
これまでにキリシタンやギャングなどの様々な役を演じてきた人なので、
本作でも自然に演じていました。
最近は何かとダークな内容の映画が多いですが、これくらいの内容のほうが
多くの人に自分にも当てはまる事として捉えられていいと思いました。
子役タレントやアイドルタレントの労働環境についても考えさせる映画です。
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