監督のセバスチャン・スタインさんは日本在住の今年43歳になるミュンヘン出身の
ドイツ人で、ドイツの大学で映像について学び、日本で太地町のイルカ漁の
ドキュメンタリーを撮ったり、「奇跡体験!アンビリバボー」や「ザ!世界仰天ニュース」の
再現ドラマに出演したりしている人とのことです。
ナチスについてはもともと馬鹿馬鹿しいと思っていたので、そのようなものはタブー視せずに
馬鹿にしたほうがいいとのことでネタにしたそうです。
アフリカでの撮影にかんしては、ガーナの映画監督のニンジャマンさんが協力してくれたとのことです。
【あらすじ】
第二次大戦に敗れたヒトラーと東條英機は潜水艦でガーナに逃げ、そこの人たちを洗脳し、
ガーナアーリア人として勢力を拡めようとしているのでした。
彼らにカンフーの師匠を殺され、恋人を奪われた青年アデー(エリーシャ・オキエレ)は、
酔拳などの師匠にさらにカンフーを教わり、ヒトラーたちの武道会に参加して、
彼らを倒そうとするのでした。
【感想】
武道会の試合で負けた方は命を奪われる事になっていたり、銃撃に巻き込まれて
女性や子供がバタバタ倒れていったりと、最近の日本や米国の映画では
無さそうなテイストでした。
スタイン監督が「あくまでアフリカ映画」と言っているだけあり、雑さが魅力に
なっている映画でした。
アクションシーンのカンフーなどは、現地の俳優さんたちが他の映画の
見よう見まねでやったとのことですが、それなりのクオリティーになっていました。
『アフリカン・カンフー・ナチス』予告編