マチンガのノート

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不登校と時代の変化について

2022-12-14 23:26:14 | 日記

現代の学校制度はフーコーなどが解説しているように、生徒を画一化し、軍隊や工場に適応させるように

制度が作られているが、日本の場合、現在でも不登校を良くないことのように捉えている人は多い。

社会がこれまでの工業中心の社会からつぎの段階に行くには、これまでの学校制度で規格化された人ばかりだと

適性も発想力もない人ばかりになるのだろう。

そのためこれまでの学校制度に合わなかった人をどんどん社会のいろいろなところに入れてゆくほうが、

次の時代を作って行けそうである。

経済などではネット関係でそのような人が行く先は増えているようだが、政治などの分野は

まだまだ元官僚などが多いので、これまでの制度で規格化され、学力があることが長所である人が

多くを占めているようだ。

社会の方向を変えたり、新しい方向性を考えたりするのには、そのような人は向いていなさそうである。

 

 

ミシェル・フーコー - 岩波書店

哲学者フーコーは,著作ごとに読者を新たな見知らぬ世界へと導く.その絶えざる変貌をたどる.

岩波書店

 

 

これまで不登校などを良くないものとして捉え、関わって来た社会の姿勢自体が、

現在の日本の状況に大きな影響を与えていそうである。