マチンガのノート

読書、映画の感想など  

死刑制度などの事

2014-10-09 00:06:48 | 日記
死刑制度が話題になるといつも言われる、日本では死刑存置の意見が多い、
という事について、設問の仕方に問題があるのでは、などの意見もあるが、
もっと大きいのは、「犯罪者」などは自分達の仲間ではない、身内にはいない、
などで、その様な人はどうなろうと自分達には関係ない、
という感覚が大きいのだろう。
仲間でも身内でもないので、イスラム国で首を切っていたり、中国で見せしめに
死刑にするのと大差ない捉え方をしているのだろう。
日本での外国人の冤罪事件を扱ったテレビの報道番組でも、元検事が先輩検事から、
「ガイジンとヤクザには人権は無い」と言われていたそうだ。
身近に居る、居ない、などは感覚的なものだから、思想、理念などに
反映される前に無視されるのではないか。
そのために、何事についても「海外では~」となって、内田樹の言うように
「キョロキョロする日本人」で止まっているのだろう。
その反動で時々「自分たちの仲間、身内が世界一」と盛り上がるのだろう。
「仲間」「身内」かどうかで判断するというのは、関東大震災で
自分たちと雰囲気が違う人達を虐殺したころと変わっていないのだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿