マチンガのノート

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発達障害児への感覚統合療法について

2018-08-22 06:30:05 | 日記
身体を使ったあそび等で、自らの内的感覚、つまり内的運動感覚、
重力に対する平衡感覚、触覚等を感じるようにする、というのは
広く行われているようだが、河本英夫氏らのオートポイエーシスからの
リハビリに関するの知見では、内的感覚を感じる回路が形成されていけば、
その後に視覚などの明確な感覚との連携(カップリング)がなされていくと、
柔軟で無理のない動きをできる様になるとのこと。

 河本氏によると、脳梗塞後遺症等へのリハビリにおいては、
機械的なモデルでマヒしたところを、自らの意思で動かそうとすると、
ギクシャクした動きは出来るようになっても、
柔軟で自然な動きは出来ないが、内的感覚の回路を再形成することを
長期にわたって行い、それに伴い動かすというアプローチをとれば、
柔軟で自然な動きが再生することがあるとのこと。

感覚統合療法においても、視覚などの明確な感覚と、明確ではない内的感覚とを
大雑把なところから少しずつ連携させて行くという発想が必要ではないだろうか?

そのようなことを行う基礎となるのは、様々な事を安心して人に任せられるという
安定した環境だろう。
そのように考えると、子供が現在の能力主義の社会の悪影響を一番受けているのだろう。

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