著者によると「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」とのことですが、
欧米先進国とは違った、少し前の日本のような近代以前の感覚を残すロシアというものが
本書では描かれています。
何かと欧米先進国についてはSDGsについてや多様性に関することが伝えられていますが、
ロシアはかなり違い、多くの面で昭和や平成初期の日本の感覚に近いところが多いようです。
メディア関係者や大学教員にとってはともかく、普通の日本人なら親しみを持てそうな
ロシアやロシア人というものが様々な面から紹介されていくので、
読みやすく解りやすいロシアを紹介する一冊でした。
日頃の報道では伝えられないロシアとロシア人というものが紹介されていますので、
新聞やテレビでは物足りない方に向いていると思いました。
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