マチンガのノート

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発達障害への心理療法的アプローチ 河合俊雄 畑中千紘 田中康裕 竹中菜苗 創元社 感想

2024-12-15 11:08:52 | 日記
 

こころの未来選書 発達障害への心理療法的アプローチ

発達障害の中核的な特徴は「主体のなさ」ではないか―この仮説から、新しく見えてくるものは何か?「主体」を作り出す心理療法は可能か?それは、どのようにして可能となるの...

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創元社から出版されているこのシリーズのいいところは、表面的な症状、治療に関して論ずるよりも、

まず、いかに人間の心やあり方が、中世から近代、現代にかけて変化してきたかを考察しながら、

現代社会において発達障害とされていることに関わり、考察を展開していっているところだろう。

他の表面的なことのみを取り上げて論じているものとは違い、歴史や人間に対してこれまでに積み重ねられてきた

知識を十分に活かして深く論じている。

いかに教養というものが物事を考える際に必要なのかが判るシリーズである。

 


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