マチンガのノート

読書、映画の感想など  

ファイティング・with・ファイア 監督 アンディ・フィックマン 出演 ジョン・シナ ブリアナ・ヒルデブランド

2020-12-02 20:59:42 | 日記

米国の山奥の消防署が救助した3人の子供を預かる話です。

15歳位の長女と8歳位の長男、3歳くらいの次女ですが、

子供なので消防署においてある色んなモノに興味津々で、

勝手にいじりだすので、大人たちも振り回されて大変です。

冒頭、山火事に囲まれて立ち往生している自家用車数台を

主人公たちがヘリからロープで降下してきて火事から救い出しますが、

普通の消防士ではなく、「スモーク・ジャンパー」という職種との事で調べてみると、

山林火災が起きたときにパラシュートで降下し、いち早く駆け付けることで、

火災が拡大するのを阻止したり、人命救助をしたりする職種との事です。

装備を背負ってパラシュートで降下する技術はもちろん、

パラメディカルの技術や山岳救助の技術も要るという、

消防の世界でのエリートとの事です。

ヘリで駆けつけるよりも、一度に多くの人数と装備を

飛行機で運べるのが利点との事です。現在米国では430名くらいが

資格を持ち活動しているとの事です。リスク対策.com

確かに広大な国土を持ち、近年、何かと山火事のニュースが多い米国では、

必要そうな職種です。

この映画で主演しているのはジョン・シナさんという、プロレスラー兼俳優の方ですが、

昔のシュワルツェネッガーさんを温厚で普通な感じにしたようなタイプです。

ジョン・シナさんは元は普通の会社員でボディビルをしていて、そこからプロレスに入り、

WWEで売れた人との事です。

映画の内容については、ほのぼのとしていて良かったです。

米国の田舎の普通の人達は、何かとのんびりしていて大らかなのでしょうか。

ちなみに、山火事を消す時に、地上でどのように対応するのかは、

オンリー・ザ・ブレイブ」という映画で描かれていました。

 


ウェイブス 監督:トレイ・エドワード・シュルツ 出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr  テイラー・ラッセル

2020-12-01 22:44:29 | 日記

「ムーンライト」を作ったA24という映画制作会社の作品との事で、

本作も、全編映像が美しく、音楽も良かったです。

フロリダに住む高校レスリングの有力選手の兄タイラー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)と

妹のエミリー(テイラー・ラッセル)の家族の話です。

高校生の優秀なレスリング選手のタイラーは、美人の彼女もいて、

肩に痛みを感じても、父親の痛み止めを飲みごまかし、選手を続けていました。

しかし、すぐにトレーニングもやめて手術しなければ治らなくなる事を

医師から告げられます。

レスリング選手としての実績を残さなくては、大学への奨学金にも大きな影響が出るようで、

タイラーは動揺しますが、さらに彼女からも妊娠を告げられます。

そして様々な事が起こり、後半の妹のエミリーのパートにつながります。

やはりアメリカが競争社会で格差社会であることが、様々な悲劇の背景となっている

事が解る映画でもあります。

 

映画『WAVES/ウェイブス』予告編