この洋館は、歴史的に意味がある建物のようで、どこかの企業か個人に買収され、改修されているケースです。中国は、歴史的建物もそうですが、補修は、日本のように古代色の塗料を使うとかというデリカシーはなく、北京故宮でも、まったく新しく塗り替えますが、ここもそうです。まるで新築です。
(1)・(2)・(3)と(4)の中間的な境遇の建物としては、昔の建物のままで、レストラン等に改造されて使われるケースもあります。レストランとしても、中華あり、洋食あり、さまざまです。これらの建物は、食事さえすれば中に入ることができます。上海にお越しになれば誰でも見られます。
26日から河南省安陽(かなんしょうあんよう he nan sheng an yang)に行くことにしました。28日に上海に戻ります。(JingShang記)
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上海の洋館を紹介します。これらも、私のアパートから遠くない所で撮りました。延安路から南はフランス租界、延安路北側から蘇州河までは英米の共同租界、蘇州河より北は日本等の雑居租界ですので、ここは、英米共同租界の筈ですが、ひょっとしてフランス人が建てたものかもしれません。(JingShang記)
租界というのは、欧米列強と日本が中国を侵略していた時代、中国が開港していた都市で、外国人が住んでいる地域の行政・警察権を独自に握り管理していた組織とその地域のことを言います。中国でありながら、中国の権力が及ばず他国がその地域を支配していた場所のことです。フランス租界はフランス人が多く住み、フランスが支配していた地域です。
共同租界は複数の外国が支配していたところです。(zen記)
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租界というのは、欧米列強と日本が中国を侵略していた時代、中国が開港していた都市で、外国人が住んでいる地域の行政・警察権を独自に握り管理していた組織とその地域のことを言います。中国でありながら、中国の権力が及ばず他国がその地域を支配していた場所のことです。フランス租界はフランス人が多く住み、フランスが支配していた地域です。
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信州側から、かつて何回かスキーにも行き、歩いたりもした白馬の山が富山側から望めるとは思ってもいませんでした。なぜか妙に感動しました。白馬岳と白馬鑓が岳と思われますが、これも自信がありません。同行してくれた人も、あまり何も言いませんでした。名前などいいじゃないかと思っているのかも知れません。
雪がまだかぶらない山がその前に連なっています。その山々も紅葉しているからか赤っぽく見えて、心そそるものがあるのですが、目が雪山の方に向いてしまいます。雪山も午後遅くの日が当たる紅葉の山々も、下界とは別の世界に誘い込んでくれました。
まだ、下山の話が続きます。お待ちください。
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頂上に着いたら、一挙に展望が開け、後立山(ウシロタテヤマ)が一望できました。大パノラマです。「来て良かったー!」と思わず叫んだくらいです。私のいるのは立山連峰の一画、間に黒部川があり、その向こう側が後立山の連峰です。北アルプスのど真ん中にいるという気分でした。
ここは鋲ヶ岳(861.1メートル)、標高はそんなに高くありませんが、気分は2000メートルは優にありました。左の雪山が白馬岳と白馬鑓ヶ岳、右の遠くに五龍岳と鹿島槍が岳が見えているようです。いつも見ている立山の山容とがらりと違うので、それだけでも感激しました。
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2・3年前に孫娘と一緒に山に登ったのが最後で、そのときすでに「山に登るのはこれが最後か」と思っていたのですから、突然山に登ることになって不安でいっぱいでした。
たしかに苦しい、しかし脚は何とか動いていました。一方、頭のどこかでは「やっぱりいいなあ」とも感じるところがあり、木漏れ日の逆光に映える黄色がかった葉の色も感じ取れました。すこし緩やかな道になると「これなら大丈夫」、急な階段状のところに来ると「やっぱりダメかな」などと思っているうちに、「そこを上がれば、もう終わりですよ」と後ろから声がかかりました。大冒険でした。
眼はおよぐ 胸衝く登り 秋日差す (ゲンカイギリギリ)
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人がやっと来ました。柿を持っていって「一つどうですか」と勧めて、話しかけたら「鋲ヶ岳(ビョウガダケ)に登ってきたんですよ」とのこと、そして「30分あれば登れるから、行ってきなさいよ。後立山(ウシロタテヤマ)が一望できるから」と言われたのですが、脚に自信がなかったのでためらっていました。「大丈夫ですよ」と言われてやっと決心、登山用のストックを持って登りかけたら、「もう一度行くよ」と言って、彼が案内してくれることになりました。
それまで、全く「鋲ヶ岳」については知らず、まして登ることになるとは思っていませんでした。
柿一つ 話はずみぬ 嘉例沢 (ダイニゲイジュツ)
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嘉例沢森林公園は広大なものですが、人の気配がほとんどありません。キャンプ場の駐車場に入っていったら車が1台だけ止っていました。でも人がいません。山水が流れ落ちる音だけが大きく響いています。
富山県の山に入ると、超有名な場所(立山黒部アルペンルートとか、トロッコ電車とか・・・)でもない限り、人でごった返すということはほとんどありません。人がいても自然に対して、適度な人の数ですので快適です。いや、これだけの自然があるのにもったいないと思うほど、淋しくなるほど、人に出会わないことが多いです。関西ではこうはいきません。
全く大きな山を独り占めしている気分です。ここでも木漏れ日のなか、持ってきた柿を淋しくかじっていました。
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